バイエルン→マンU入りMFは何者? 「多才」「クリエイティブ」…エリクセンの“代役”に英注目
バイエルンから今季終了までのレンタル移籍で加入
イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドは、今冬の移籍市場最終日となる1月31日に、ドイツ1部バイエルン・ミュンヘンに所属するオーストリア代表MFマルセル・ザビッツァーの獲得を発表した。英紙「デイリー・メール」では、「レンタルで加入した彼は、マンチェスター・ユナイテッドに何をもたらすのか」と、ザビッツァーに与えられる役割に注目している。
現在28歳のザビッツァーは、2012年に母国オーストリアのFCアドミラ・ヴァッカー・メードリングでプロデビューを果たし、2013年にSKラピード・ウィーンに移籍。その後は、ザルツブルク、RBライプツィヒを経て21年にバイエルンに加入した。
ユナイテッドでは、デンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンが数か月の離脱となったなか、ザビッツァーに白羽の矢を立てて獲得に漕ぎ着けた。そんななか「デイリー・メール」紙ではザビッツァーに与えられる役割に注目している。
記事では、「ザビッツァーは多才で、ゴールを量産するミッドフィルダーであり、その数字はクリスティアン・エリクセンの数字に匹敵する」と、実際のスタッツを紹介しながらザビッツァーの攻撃能力に着目した。
エリクセンは、プレミアリーグ256試合(20,754分)に出場し、53ゴール78アシスト、一方のサビッツァーは、ブンデスリーガで185試合(12,848分)に出場し、34ゴール29アシストの成績をマーク。「ゴール:分」の比率ではエリクセンをわずかに上回っており、「よりクリエイティブでキュートな選手」と紹介した。
そして、ザビッツァーについて、「非常に良い選手だ。彼は中盤のどこでもプレーできるし、馬のようにシュートを打つことができる」とレポートし、ユナイテッドでの活躍に太鼓判を押している。
ユナイテッドは1月23日のプレミアリーグ第21節アーセナル戦(2-3)に敗れたものの、今年に入り敗戦はこの1試合のみと好調を維持。イングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードが得点を量産し、同代表MFジェイドン・サンチョもチームに合流した。
エリック・テン・ハフ監督の下、中盤の要となっていたエリクセンの離脱は大きな痛手だが、その代役として加入したザビッツァーは果たして、どのようなパフォーマンスを見せてくれるだろうか。