伊代表MFジョルジーニョ、アーセナル移籍でクラブOBが期待 「経験と落ち着きをもたらしてくれる」

アーセナルOBが新加入のジョルジーニョ(中央)に期待【写真:Getty Images】
アーセナルOBが新加入のジョルジーニョ(中央)に期待【写真:Getty Images】

ジョルジーニョは「チャレンジを受け入れることにした」と移籍を決断

 イタリア代表MFジョルジーニョは移籍市場最終日の1月31日、イングランド1部チェルシーから同じロンドンに本拠地を置くアーセナルへ完全移籍した。英紙「メトロ」は、ジョルジーニョのコメントや周囲の反応を報じている。

 2018年夏にイタリア1部ナポリからチェルシーに加入したジョルジーニョは、これまでクラブをプレミアリーグ優勝、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)優勝、FIFAクラブワールドカップ(W杯)優勝に導くなどの活躍を見せた。今シーズン限りでチェルシーとの契約が満了するため、その去就が注目されていた。

 アーセナル移籍が決まったジョルジーニョは、ミケル・アルテタ監督の存在が大きかったと説明している。

「彼は大きな要因の1つだった。なぜなら、過去にも何度か僕を獲得しようと試みていたことを知っていたからだ。僕の希望ではなく、ほかの理由で実現しなかったけれどね。だから、大きな要因になった。この新しいチャレンジにとてもワクワクしているし、正直なところ、ピッチに立つのが待ちきれない」

 移籍市場最終日の移籍については、「すべてが、すごいスピードで進んだ。ちょっと驚いた。けれども、この驚くべきチャレンジを受け入れることにした。とても重要なユニフォームだ。重要なクラブだし、大きな決断だ。とても興奮しているし、幸せだよ」と、コメントしている。

 受け入れたクラブでも、好意的に受け止められているようだ。2004年以来のリーグ優勝に向けてプレミアリーグで首位に立つチームで、ジョルジーニョはガーナ代表MFトーマス・パーティ、スイス代表MFグラニト・ジャカとともに、中盤を強化することが期待されている。

 アーセナルのレジェンドである元イングランド代表FWポール・マーソン氏は、「経験を買うこともできた。彼は大きなトロフィーを勝ち獲っている。彼はボールを保持できる中盤の選手だ。わずか2年前に私たちは、彼らがCLを優勝して、彼がEURO(欧州選手権)を制した時に『イングランドは、なぜこういう選手を輩出できないんだ?』と話をした。それから2年が経ち、アーセナルは彼を手に入れた。もちろん彼は2歳、年を重ねた。でも、彼はとても賢い。最終ラインの4枚の前で守ってくれるし、物事をシンプルに保ってくれる。(マルティン・)ウーデゴールにボールを供給してくれる。(ブカヨ・)サカや(ガブリエウ・)マルティネッリにもね。私からすれば、彼は最高の契約だ。彼は毎週、プレーできないことを理解している。そして、経験と落ち着きをもたらしてくれる。一杯のお茶のような存在だ」と、大きな期待を寄せている。

 ジョルジーニョは、19年ぶりのリーグ優勝に向かうアーセナルにタイトルをもたらす存在となるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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