三笘薫、「リバプールを排除」する活躍をスペイン紙称賛 「展覧会を開いた」「脅威の中心に」
対峙したリバプールDFアレクサンダー=アーノルドを途中交代させるプレーを披露
イングランド1部ブライトンに所属する日本代表MF三笘薫は、現地時間1月29日に行われたFAカップ4回戦リバプール戦で決勝点を挙げて、2-1の勝利の立役者となった。相手をドリブルで翻弄し、高いテクニックで圧巻ゴールを挙げた日本人アタッカーをスペイン紙「マルカ」も称賛している。
左サイドでリバプール戦に先発出場した三笘は、切れ味の鋭いドリブルでチャンスメーク。イングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドを翻弄し、後半14分にベンチへ退かせた。さらに後半アディショナルタイム2分には、見事なトラップからシュートフェイントでシュートコースを作り、決勝点を流し込み、チームを勝利に導いた。
スペイン紙「マルカ」は、「三笘がリバプールを沈める以上のことをした」と見出しを打ち、「日本人は展覧会を開き、レッズをFAカップから排除した」と、その活躍ぶりを報じている。
記事内でも、「日本人はブライトンの継続的な脅威の中心となった。アレクサンダー=アーノルドにとっては悪夢であり、左サイドの日本人を止める手立てがなく見るしかできなかった。クロップ監督はこれを見て、アレクサンダー=アーノルドを(ジェームズ・)ミルナーと交代させて、三笘を止めようとした。ドイツ人監督は、さらに2人の変更をした。しかし、交代策はハマらずに、リバプールは改善しなかった。カオスの空間で、三笘は現れた。日本人は試合を締めくくり、残忍なゴールを決めて、リバプールをFAカップ敗退に沈めた」と、伝えている。
すでに2つの国内カップ戦で敗退し、リーグ戦でも首位と勝ち点「21」の差をつけられているリバプールは、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)が今シーズン、タイトルを獲得できるほとんど唯一のチャンスとなっている。前回王者を沈めた三笘を擁するブライトンは、FAカップ5回戦で2部ストーク・シティと対戦することが決まった。