モウリーニョが敵地リバプール戦を前に陽動作戦? “ユナイテッドサポ疑惑”の主審を擁護

主審のテイラー氏は、ユナイテッドの本拠地から6マイルの街出身

 マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督は、16日の敵地リバプール戦を前に常套手段に出た。ナショナルダービーを裁く「ユナイテッドサポーター疑惑」の強まるアンソニー・テイラー主審を擁護。早くも陽動作戦を仕掛けている。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。

 チェルシー監督時代のモウリーニョ監督は、敗れた試合後に審判のジャッジを度々批判。成績不振の昨季には、解任前に主審室へと押し入って抗議し、スタジアム出入り禁止処分を言い渡されるほどだった。レアル・マドリード監督時代にも駐車場でレフリーを待ち伏せてクレームをつけたという逸話の持ち主は、大一番を前にやはり黙っていなかった。

「私には考えがある。だが、言葉によって何度も何度も罰せられてきた。だが、彼にいい仕事をさせないようにプレッシャーを掛けようとする人間は存在すると思う」

 モウリーニョ監督はレフェリーに対する揺さぶりを静かにかけ始めていた。主審のテイラー氏は、ユナイテッドの本拠地オールド・トラッフォードからわずか6マイル(約10キロ)の街ウィゼンシャーウ出身で、ユナイテッドサポーター説が浮上している。元レフェリー協会のチーム、キース・ハケット氏はこの一戦でのテイラー氏の任命は「あまりにもアンフェア」と警句を発している。

 

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