不振のリバプール、今夏の第一補強はカンテか クロップ監督が評価と海外紙指摘「アンフィールドに完璧にフィットする」

チェルシーでプレーするMFエンゴロ・カンテ【写真:Getty Images】
チェルシーでプレーするMFエンゴロ・カンテ【写真:Getty Images】

カンテとチェルシーの契約は今季限りで満了

 今シーズン、すでに国内2つのカップ戦で敗退し、プレミアリーグでも9位に低迷しているリバプール。カタルーニャ地元紙「エル・ナシオナル」は、中盤の補強として同じイングランド1部チェルシーのフランス代表MFエンゴロ・カンテを獲得する可能性を報じた。

 リバプールを率いるユルゲン・クロップ監督は、クラブ首脳陣に対して補強の必要性を語っているという。一時代の終わりとも言われており、夏には大幅な入れ替えを行う可能性がある。

 今年6月にはギニア代表MFナビ・ケイタがクラブを離れる見込みであり、2022年夏に加入したブラジル代表MFアルトゥール・メロはチームの戦力となれていない。スペイン代表MFチアゴ・アルカンタラ、ブラジル代表MFファビーニョ、イングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンも、いい時間を過ごすことはできていない。

 こうした状況から新たな選手を補強すると見られており、ドイツ1部ボルシア・ドルトムントのイングランド代表MFジュード・ベリンガムの名前が頻繁に挙がっている。しかし、「エル・ナシオナル」紙は、「彼らが最初に契約を狙っているのは、エンゴロ・カンテだ」と、レスター・シティ、チェルシーをプレミアリーグ優勝に導いたダイナモの存在を挙げた。

 今シーズン負傷が続いているカンテだが、記事によればクロップ監督は、「アンフィールドに完璧にフィットする」と感じているという。さらに「彼の持つフィジカル能力と90分間で何キロも走る走力がチームに絶大な効果をもたらすと感じている」ようだ。

 チェルシーとカンテの契約は、今シーズン限りで満了を迎える。これまではスペイン1部FCバルセロナも関心を示していたが、「すでに興味を失った」と報じ、その理由として「シャビ・エルナンデス監督がこの動きに対して反対している」と説明している。

 今シーズン、リバプールと同様に低迷しているチェルシーにおいても、カンテ不在の影響は指摘される。チェルシーとカンテの契約延長交渉は契約期間を巡って止まったとされるが、果たして世界屈指のセントラルハーフの前にはどのような未来が待っているのだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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