カタールW杯の最優秀若手プレーヤー、英国史上最高額170億円でチェルシー入りなるか
ベンフィカのアルゼンチン代表MFフェルナンデスにチェルシーが関心
ポルトガル1部ベンフィカに所属するアルゼンチン代表MFエンソ・フェルナンデスは、カタール・ワールドカップ(W杯)で母国の優勝に貢献し、大会最優秀ヤングプレーヤーを受賞した。21歳MFの去就が、冬の移籍市場最終日を前に騒がしくなってきた。ポルトガル紙「A BOLA」が報じている。
カタールで才能の片鱗を見せたフェルナンデスには、イングランド1部チェルシーが冬の移籍市場前から強い関心を示してきた。ただ、ベンフィカは契約解除金の満額となる1億2000万ユーロ(約170億円)が一括で支払われない限り、放出に応じない姿勢を見せた。
フェルナンデス自身もイングランド行きを希望し、チームの合流に送れるなど、移籍を強行する姿勢を見せていた。しかし、その後は先発メンバーに復帰し、中心選手として活躍。ゴールを決めた際にはクラブエンブレムを指さすなど、残留する意思を見せていた。
そのなかで、移籍市場の最終日となる1月31日を迎えるにあたり、チェルシーは再びフェルナンデスの獲得に動くようだ。ベンフィカのロジャー・シュミット監督は「移籍市場が開いている間、私たちはあらゆることに準備しないといけない。私たちは、契約解除条項があるエンソの状況を知っている。そして、その大金を支払うクラブが現れたら、私たちは阻むことはできない。そうなったら、対応して、解決策を見つけるしかない」と、フェルナンデスがチームを離れる可能性について語った。
そして、シュミット監督は「現時点では、エンソはまだ私たちの選手だ。市場の最後に何が起こるか見るしかない。移籍市場が閉まれば、私はとても喜ぶだろう。プレーに完全に集中できる状態に戻れるからね」と、選手を失う可能性について考えずに済む状況に戻ることを期待した。
イングランドでは、プレミアリーグで首位に立つアーセナルが、チェルシーのイタリア代表MFジョルジーニョ獲得に動くという玉突き移籍が起こる可能性も報じられている。今年も移籍市場の最終日は、多くのドラマが起きそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)