終始チームの好守で貢献したプレーが公開

　スペイン1部レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英は現地時間1月29日、ラ・リーガ第19節で古巣レアル・マドリード戦にフル出場。0-0のスコアレスドローとなった古巣対戦で、攻撃の起点となり再三チャンスを演出した。サイドでのドリブル突破や相手の股を抜くシュートシーンに反響が広がっている。

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　久保は4-4-2の中盤ダイヤモンドでトップ下として先発。レアル相手に攻め込まれる展開となりつつもソシエダの攻撃を牽引し、前半からライン間でボールを受け起点となってチャンスを作っていく。

　後半途中から右サイドにポジションを移した久保は、自身の才能を爆発させる。同6分、自陣でのボールカットから久保がドリブルで2人をかわしカウンターを開始。前線で溜めを作ってから左サイドから抜け出したセルロートへスルーパスを通すと、裏へ抜け出し放ったシュートは枠を捉えられなかった。結果的にオフサイドとなったシーンだったが、一瞬の隙を突いた見事な攻撃だった。

　さらに同10分、久保が味方とのワンツーからサイドを突破。角度のない所から相手DFの股を抜くシュートを放つも、これはGKティボー・クルトワにセーブされている。

　その後、ペナルティーエリア中央を突破した久保が最大の決定機を迎えたが、これは最後のタッチが大きくなりシュートを打てず。勢いでクルトワに衝突し警告を受けてしまった。

　古巣対戦で終始存在感を放った久保のプレーをスポーツチャンネル「DAZN」が切り取り、公式YouTubeチャンネルで公開されるとファンから多くの賛辞が飛び交う。「めちゃくちゃ視野が広い」「シルバが不在の穴を完全に埋めた」「安定してる」「見てて楽しい」「覚醒しすぎ」と反響が広がっている。

　この試合、久保は攻撃だけではなく、サイドのレアルMFエドゥアルド・カマヴィンガやFWヴィニシウス・ジュニオールへの守備対応にも奮闘。海外記者も絶賛の声を上げていたなか、攻守の躍動に注目度が高まっていた。