退団も覚悟? ブライトン監督、リバプール戦欠場の21歳MFに言及「残留してもらい、シーズンを終えたいが…」
アーセナルやチェルシーがカイセド獲得に関心
イングランド1部ブライトンは、現地時間1月29日に行われたFAカップ4回戦リバプール戦に2-1で勝利した。日本代表MF三笘薫が決勝点を挙げた一戦では、エクアドル代表MFモイセス・カイセドが欠場。SNS上で移籍を志願したカイセドについて、ロベルト・デ・ゼルビ監督がコメントしている。英メディア「sportsmole」が報じた。
リバプールを破り、FAカップで5回戦へ進出したブライトン。プレミアリーグでも6位につけており、来シーズン、UEFA主催大会を戦える可能性もある。シーズン後半戦に向けて重要な戦いが続くことになるが、プレミアリーグ首位のアーセナルや前ブライトンのグレアム・ポッター監督が率いるチェルシーなどが、カイセド獲得に関心を示しているという。
21歳のカイセドに対して、クラブは売却する意思はないとしてきた。しかし、カイセドは移籍を強行するために練習を欠席し、FAカップのリバプール戦も欠場した。
デ・ゼルビ監督は試合後、「カイセドは、とてもとてもいいヤツだ。彼のことも理解できる。21歳でヨーロッパの舞台で戦っているビッグクラブからオファーを受けたんだからね。私は選手たちに大きなリスペクトを持っていて、カイセドはとてもいいヤツだ。彼のことが大好きであり、彼の決断をリスペクトしたい。彼に残留してもらい、シーズンを終えたい。でも、どうなるかは次の数日間を見てみよう」と、コメントした。
続けて、指揮官は「間違いなく、彼はいいヤツだ。それだけに、シーズンを彼とともに終えたい。でも、私たちは彼抜きでも前進する準備はできている」と、主力を失うことも覚悟しているようだった。
ブライトンに加入してからカイセドは、31試合に出場して2得点3アシストを記録。今シーズンはプレミアリーグ18試合で1得点1アシストという数字を残している。冬の移籍市場は1月31日に閉まるが、カイセドは新天地を求めることになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)