現役引退の前に、ロナウドが欧州でプレーすることを示唆

　サウジアラビア1部アル・ナスルのルディ・ガルシア監督は、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが、選手としてのキャリアを終える前に、欧州に復帰することを認めた。英紙「メトロ」が報じている。

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　マンチェスター・ユナイテッドとの契約を解除したロナウドは、UEFAチャンピオンズリーグ（CL）出場を目指して、欧州のクラブとの契約を望んでいたと報じられてきた。しかし、移籍先は見つからずに最終的にはカタール・ワールドカップ（W杯）後にアル・ナスルへ移籍金ゼロで加入している。

　年俸1億7500万ポンド（約282億円）という史上最高額の給料での2年契約を結び、アル・ナスルに加入したロナウドは、「ヨーロッパでの仕事は終わった」などとコメントしていた。しかし、ルディ・ガルシア監督は現役引退の前に、ロナウドが欧州でプレーすることを示唆した。

「クリスティアーノ・ロナウドは、ポジティブな補強だ。彼がいることでDFが分散する手助けとなる。彼は世界でも最高の選手の一人だ。彼はアル・ナスルでキャリアを終えることはないだろう。ヨーロッパに戻るはずだ」

　アル・ナスルに加入してから公式戦2試合でゴールのないロナウド。ルディ・ガルシア監督は、新たなチームの一員であるロナウドに依存しないことの重要性も口にした。「選手たちは普通にプレーして、常にクリスティアーノにボールを渡そうとしないことが、とても重要だ」と、サウジ・スーパーカップ準決勝でチャンスを決めきれなかったロナウドの活かし方について語っている。

　5度のバロンドールを受賞するなど、欧州でも結果を残し続けたロナウドは、サウジアラビアでどのような足跡を刻むのだろうか。そして、再び欧州に戻ることもあるのだろうか。