久保建英、レアル戦で“献身的守備”を披露 攻守で目立った日本人MFへ海外記者から賛辞止まず「印象的」「輝きを放つ実力を…」
後半にポジションチェンジしより攻撃で存在感
スペイン1部レアル・ソシエダは現地時間1月29日、ラ・リーガ第19節で古巣レアル・マドリードと対戦し0-0のスコアレスドローで決着。古巣対戦となった日本代表MF久保建英はフル出場を果たし、攻撃の起点となり再三チャンスを演出した。海外記者たちは久保の攻守にわたるプレーに感銘を受けているようだ。
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久保は4-4-2の中盤ダイヤモンドでトップ下として先発。レアル相手に攻め込まれる展開となりつつもソシエダの攻撃を牽引し、前半からライン間でボールを受け起点となってチャンスを作っていく。
後半途中から右サイドにポジションを移した久保は、よりギアを上げていく。同6分、自陣でのボールカットから久保がドリブルで2人をかわしカウンターを開始。前線で溜めを作ってから左サイドから抜け出したセルロートへスルーパスを通すと、裏へ抜け出し放ったシュートは枠を捉えられなかった。結果的にオフサイドとなったシーンだったが、一瞬の隙を突いた見事な攻撃だった。
さらに同10分、右サイドへとポジション変更した久保が味方とのワンツーからサイドを突破。角度のない所から相手DFの股を抜くシュートを放つも、これはGKティボー・クルトワにセーブされている。
その後、ペナルティーエリア中央を突破した久保が最大の決定機を迎える。しかしこれは最後のタッチが大きくなりシュートを打てず。勢いでクルトワに衝突し警告を受けてしまうシーンもあった。
古巣対戦で終始存在感を放った久保に対し、各メディアの海外記者も反応。スペインのデビッド・ティモン記者は「ベルナベウで行われた久保建英のエキサイティングな試合」とツイッターで投稿し「世界が見ていることを知りながら、何もためらわないサイドラインの才能の献身。カマヴィンガとヴィニシウスを相手に、自分のコーナーでディフェンスしていた」と守備での貢献を評価した。
さらにスペイン紙「AS」のギレ・カスケーロ記者は「久保建英は、プリメーラやエル・ベルナベウで活躍し、輝きを放つ実力をかつてのファンに見せてくれた」とレアル相手のパフォーマンスを称えている。
英紙「ガーディアン」のシド・ロウ氏も「レアル・ソシエダは久保建英とナバロが印象的だった」とフィールドプレーヤーの久保と再三ビッグセーブを見せた守護神に注目していた。
古巣対戦で注目度も高かった一戦だったが、それでもなお専門家の脚光の的となっていたようだ。