「ミトマは160億円の価値がある」 三笘薫に最大級の賛辞、英国内で評価急騰「マジックだ!」

ブライトンの日本代表MF三笘薫【写真:ロイター】
ブライトンの日本代表MF三笘薫【写真:ロイター】

リバプールを撃破する決勝ゴール、躍動プレーでヒーローに

 イングランド1部ブライトンは現地時間1月29日、FAカップ4回戦でリバプールと対戦し、2-1で勝利した。日本代表MF三笘薫はスタメン出場を果たし、後半アディショナルタイムに決勝ゴールをマークする活躍でヒーローに。チームを次ラウンドへ導く活躍ぶりに英国内では賛辞が止まず、「160億円の価値がある」との声まで飛び出している。

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 リバプールとの一戦で主戦場とする左サイドでプレーした三笘は、試合序盤から持ち前のドリブル突破で見せ場を作ると、前半21分にはリバプールゴールへと迫った。左サイドから相手3人に囲まれながらもFWエバン・ファーガソンへパス。落としを受けそのままゴール前へ進み、フェイントから左足シュートを放ったがシュートは当たり損ねてゴールとはならなかった。

 1-1で前半を折り返し迎えた後半も、ブライトンは三笘にパスを集めながらチャンスを作る。同10分、左サイド深くでボールを持った三笘は、イングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドを翻弄する突破からペナルティーエリア内へと侵入。クロスは得点につながらなかったものの、自慢の突破から見せ場を作った。

 すると後半アディショナルタイム2分、歓喜の瞬間が訪れる。フリーキックの場面で、MFパスカル・グロスからのキックをエリア内でDFペルビス・エストゥピニャンが受け、そこから折り返したボールが三笘のもとへ。空中でボールを浮かせると右足のダブルタッチからシュートを突き刺す。一旦、オフサイド疑惑がかかったがVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)で得点が認められ、劇的決勝ゴールとなった。

 昨季FA杯王者リバプール撃破の立役者となった三笘。試合を通じて輝きを放った日本人アタッカーへの賛辞は英国内で相次いでいる。英紙「デイリー・メール」は「ファンからは1億ポンド(約160億円)の価値があるという声も聞かれ、ツイッターで称賛の声が上がっている」と報道。SNS上には「ミトマはマジックだ!」などといった反応もあったといい、鮮烈な活躍ぶりへの反響を伝えている。

 これで三笘は、直近の公式戦6試合で4ゴール目。まさに飛ぶ鳥を落とす勢いを見せている状況だ。プレミアリーグ第21節レスター・シティ戦で圧巻ミドル弾を決めたあと、ブライトンが2021年に獲得した際の格安移籍金(2.5万ポンド/約4億円)が脚光を浴びたが、リバプール戦での活躍を受け、改めて三笘の価値を問う声が上がっていた。

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