リバプール戦に先発出場、後半アディショナルタイムに鮮やかな決勝ゴールマーク

　イングランド1部ブライトンの日本代表MF三笘薫は1月29日のFAはカップ4回戦のリバプール戦に先発出場し、後半アディショナルタイムに鮮やかな決勝ゴールをマークして2-1での劇的勝利を導いた。空中のボールを巧みにコントロールして決めたゴラッソは現地でも称賛を集めている。

　本拠地ファルマー・スタジアムにディフェンディングチャンピオンのリバプールを迎えた一戦。前半30分にMFハーヴェイ・エリオットのゴールで先制を許したブライトンだが、同39分にDFルイス・ダンクのゴールで同点に追い付く。DFタリク・ランプティのシュートがダンクの足に当たり、コースが変わってゴールに吸い込まれた。

　そして1-1のまま迎えた後半アディショナル2分、ブライトンは相手陣内でFKのチャンスを迎えた。キッカーのMFパスカル・グロスからのロングパスを受けたDFペルビス・エストゥピニャンが左サイドからクロス。これを受けた三笘は右足でボールを浮かせてDFジョー・ゴメスをかわすと、そのまま空中のボールを右足で蹴り込んだ。三笘の超絶技巧から生まれた1点がそのまま決勝点となり、ブライトンは2-1でリバプールを撃破。次ラウンドへと駒を進めた。

　英国人ジャーナリストのヘンリー・ウィンター氏はツイッターで「ミトマが（タイトル）ホルダーに衝撃を与えた。ボールを使った曲芸でゴメスをかわし、素晴らしいフィニッシュを決めた」と三笘の技術の高さを称賛。そして「ブライトンがより良いチームだった」とブライトンが勝利に値するゲームだったと試合を振り返った。

　これで直近11試合の出場で6得点2アシストと8得点に絡む活躍の三笘。この勢いはとどまるところを知らないようだ。