「異次元」「これは天才」 三笘薫、リバプール撃破“空中ダブルタッチ”決勝弾にファン熱狂

ブライトンの日本代表MF三笘薫【写真:ロイター】
ブライトンの日本代表MF三笘薫【写真:ロイター】

FAカップ4回戦でリバプールと対戦、終盤に劇的決勝ゴール

 イングランド1部ブライトンは現地時間1月29日、FAカップ4回戦でリバプールと対戦し、2-1で勝利した。日本代表MF三笘薫はスタメン入りを果たし公式戦7試合連続で先発のピッチに立ったなか、後半アディショナルタイムに決勝ゴールをマークし、強敵撃破の殊勲弾にファンは熱狂。SNS上では「異次元」「バケモン」と感嘆の声が上がっている。

 三笘は昨年のカタール・ワールドカップ後、ブライトンで好調ぶりを際立たせ、直近の公式戦5試合で3ゴール1アシストをマーク。21日に行われたレスター・シティとのリーグ戦では鮮烈ミドルで先制ゴールをマークするなど好調ぶりを示すなか、リバプール戦でも先発のピッチに立った。

 主戦場の左サイドでプレーした三笘は、試合序盤から持ち前のドリブル突破で見せ場を作ると、前半21分にはリバプールゴールへと迫った。左サイドから相手3人に囲まれながらもFWエバン・ファーガソンへパス。落としを受けそのままゴール前へ進み、フェイントから左足シュートを放ったがシュートは当たり損ねてゴールとはならなかった。

 1-1で前半を折り返し迎えた後半も、ブライトンは三笘にパスを集めながらチャンスを作る。同10分、左サイド深くでボールを持った三笘は、イングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドを翻弄する突破からペナルティーエリア内へと侵入。クロスは得点につながらなかったものの、自慢の突破から見せ場を作った。

 すると後半アディショナルタイム2分、歓喜の瞬間が訪れる。フリーキックの場面で、MFパスカル・グロスからのキックをエリア内でDFペルビス・エストゥピニャンが受け、そこから折り返したボールが三笘のもとへ。空中でボールを浮かせると右足のダブルタッチからシュートを突き刺す。一旦、オフサイド疑惑がかかったがVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)で得点が認められ、劇的決勝ゴールとなった。

 三笘の公式戦2試合連続ゴールは、強敵リバプールを撃破する一撃に。衝撃のゴールにSNS上ではファンが熱狂し、「エ、エグい」「異次元」「震えた」「バケモン」「空中ダブルタッチだ」「これは天才のタッチ」「鳥肌立った」など感嘆の声が相次いで上がっていた。

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