セビージャ清武が2戦連続のメンバー外 ベンチ要員の座も失う“戦力外危機”に直面

ライバルが躍動する一方で今季3度目の屈辱

 セビージャの日本代表MF清武弘嗣は、15日の敵地レガネス戦で屈辱のリーグ戦2試合連続のベンチ外となった。

 セビージャのメンバー表に清武の名前はなかった。ベンチ外は今季リーグ戦3試合目で、1日の本拠地アラベス戦(2-1)に続く、屈辱となった。マンチェスター・シティから期限付き移籍で加入した背番号10のMFサミル・ナスリ、MFフランコ・バスケスらが先発に名を連ねるなか、清武はベンチ要員の座すらも失う危機的状況に立たされている。

 清武は日本代表の一員として、6日に行われたワールドカップ・アジア最終予選のイラク戦にトップ下で先発出場。獅子奮迅のプレーを見せたが、11日の敵地オーストラリア戦では先発から外れた。代表に招集されている間にもホルヘ・サンパオリ監督によるチーム作りは進んでおり、8月20日のエスパニョールとの開幕戦(6-4)で1得点1アシストと最高の船出を飾った清武だが、代表招集のたびに出場機会を失うという負の連鎖に巻き込まれている。

 来年1月の移籍市場で、ブンデスリーガのシャルケ、ヴォルフスブルク移籍の噂が浮上している清武は、強力なライバルがひしめくセビージャで戦力外危機に直面している。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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