フル出場で攻守に渡って存在感あるプレー

　プレミアリーグで首位を走るアーセナルは現地時間1月27日にFAカップ（杯）4回戦でマンチェスター・シティと対戦し0-1で敗れた。それでもスタメン出場した日本代表DF冨安健洋は前半早々に強烈なシュートを放ち、存在感を放っている。

　右サイドバック（SB）として公式戦3試合ぶりの先発となった冨安は、開始5分に見せ場を作る。ブライトンから新加入のFWレアンドロ・トロサールがドリブルで左サイドからペナルティーエリアへ切り込むと、マイナスのパスを中央へ。後ろから走り込んで来た冨安が強烈なシュートを放ち、シティGKシュテファン・オルテガの守るゴールを早速脅かした。

　アーセナルは後半19分、シティFWフリアン・アルバレスの強烈な低い弾道のミドルシュートが左ポストを叩くと、そのこぼれ球にMFジャック・グリーリッシュが反応。冨安が味方と2人で対応するも、後ろからサポートに来たDFナタン・アケに見事なコントロールショットを決められ、この失点が響いて0-1の敗戦となった。

　それでも最初に見せた豪快なダイレクトシュートは大きな話題を呼んでいる。「FA杯」公式ツイッターが動画を公開すると、ドリブルでシティDFを混乱に陥れたトロサールとともにファンから多くのコメントが寄せられた。

　キレキレのドリブルを見せたトロサールには「なんて男だ！」「こいつは何者だ！」「逸材」「ここまじでうまかった」「絶対的な輝き」と賛辞が送られ、シュートを放った冨安も「いいシュートすぎる」「決まって欲しかった」「冨安シュートうま」「トロサールから冨安」「めっちゃ振り切った良いシュート」「すんげぇミドル」と注目を集めている。

　ブライトンでは日本代表MF三笘薫とのコンビネーションが光ったトロサールだが、冨安とのホットラインが出来上がった瞬間でもあった。