報道陣に怒りをぶつけた指揮官

　イタリア代表のアントニオ・コンテ監督が今夏のブラジルワールドカップ後、初招集したリバプールFWマリオ・バロテッリに関する質問ばかり続ける地元メディアに激怒している。

　18日の国際親善試合アルバニア戦で1-0勝利後の記者会見で、バロテッリに関する質問を受けた指揮官はいきなりキレた。

「我々はまだバロテッリに関する話を続けている。こんなにイタリアサッカー界は問題山積な状況なのに、我々はバロテッリがディスコに行くか、行かないかについて話している。まったく愚かでくだらない状況だと思わないか」

　ピッチ内外で問題行動を繰り返すバロテッリはブラジルW杯でもチームの和を乱すような奇行に出た。コンテ監督は悪童招集を見送ってきたが、今回の欧州選手権クロアチア戦と親善試合アルバニア戦に向けて、ついにバロテッリに声をかけたが、バロテッリは太もも痛を訴え、クロアチア戦前に代表から離脱した。

　今季ACミランから移籍したリバプールでも不振に苦しみ、今回の怪我に関してはイタリアメディアから仮病疑惑も取り沙汰されているバロテッリ。アルバニア戦で不在となった問題児に関する質問が多く寄せられる現状に、「こんなことがありながら、（就任後）チームは5勝1分だ。やれるもんならやってみろ！」と報道陣に怒り心頭だった。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文　text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images