同点弾決めた浦和の李がルヴァン杯決勝MVP受賞! 「自分がヒーローになる気持ちで行った」
途中出場直後のコーナーキックで同点弾 「ミシャ監督におめでとうと言いたい!」
まさに遅れて来たヒーローの一撃だった。浦和レッズのFW李忠成は、15日のルヴァン杯決勝のガンバ大阪戦で後半途中から出場すると同点ゴールを決めると、PK戦でも冷静にゴールを叩き込んで大会決勝MVPに輝いた。
浦和が0-1のビハインドで迎えた後半31分だった。コーナーキックのタイミングでFW高木俊幸に代わってピッチに送り込まれた李は、MF柏木陽介が蹴ったボールに思い切りよく飛び込む。相手マークの間隙を突くヘディングシュートが決まり、浦和が1-1の同点に追いついて試合は振り出しに戻した。
PK戦では3人目まで両軍の全員が決めた後、先攻のG大阪4人目FW呉屋大翔が外し、その直後に李が登場。プレッシャーがかかる場面で冷静にゴール右へと蹴り込んだ。その後、浦和は5人目のDF遠藤航まで全員が決め、PK戦を5-4で制して優勝を飾った。
大会決勝MVPを受賞した李は「嬉しいです。ありがとうございます。(交代の時は)自分がヒーローになるんだという強い気持ちで行きました。本当に感謝です。まずは浦和レッズに関わるすべての人たちにおめでとうと言いたいです。そして、このタイトルをミシャ監督におめでとうと言いたいです!」と喜びを爆発させた。
会場となった本拠地の埼玉スタジアムに詰めかけた浦和サポーターに「これからも共に戦っていきましょう。We are REDS!」と呼びかけ、大歓声を浴びていた。
【了】
轡田哲朗●文 text by Tetsuro Kutsuwada
フットボールゾーンウェブ編集部●写真 photo by Football ZONE web
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