オーバメヤンはチェルシー移籍を後悔? クラブレジェンドが指摘「正しい態度でいれば…」
チェルシーでは公式戦17試合で3得点と低調
イングランド1部チェルシーに所属する元ガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンは、2022年途中までアーセナルでプレーしていた。現役時代にロンドンの両クラブに在籍していた経験のある元フランス代表MFエマニュエル・プティ氏は、オーバメヤンは苦しむチェルシーでプレーするよりも、アーセナルで優勝争いをしたかったはずだと指摘した。英紙「メトロ」が報じている。
オーバメヤンはアーセナルで4シーズンにわたってプレーし、計163試合で92得点を記録。2019-20シーズンにはFAカップ優勝、2020年にはFAコミュニティ・シールドのタイトルも獲得し、UEFAヨーロッパリーグ(EL)の決勝進出も経験した。
しかし、ミケル・アルテタ監督の下でオーバメヤンはキャプテンを剥奪され、スペイン1部FCバルセロナへと放出された。当初、バルセロナ行きを夢の移籍と表現していたオーバメヤンだが、在籍はわずか6か月となり、夏には再びチェルシーへ売却された。
2022-23シーズン、古巣であるアーセナルが首位に立っている一方で、チェルシーは10位と低迷。オーバメヤンも公式戦17試合出場で3得点しか挙げることができていない。しかも、その3つのゴールはすべて昨年10月に挙げたものとなっている。
そうした状況を見て、プティ氏は「シーズンのスタート時に、私は彼らがパニック・バイをしたようだと語った。オーバメヤンは今も質の高いストライカーだが、以前のようではない。彼は情熱を失い、バルセロナ時代を終えて、彼のいなくなったアーセナルがどうなったかを見ることができた。(ガブリエウ・)ジェズスと(エディ・)エンケティアが、やっていることもね。もしかしたら、彼は正しい態度でいれば、あそこで一部になれていたかもしれないと考えているかもしれない」と語った。
チェルシーでは近年、11番をつけた選手が結果を出せていない。それでもプティ氏は「今、チェルシーではストライカーにまつわる『呪い』があるかもしれない。でも、ディディエ・ドログバは、呪われていなかった。チーム全体が機能していない。今、この瞬間には何か間違いが起きているんだ。今のチェルシーは、いいプレーができている選手がほとんどいない。メイソン・マウントさえもね」とコメントしている。
昨夏にオーバメヤンを獲得したチェルシーは、冬の移籍市場でも積極的な選手補強を見せている。難しいチーム状況のなかで、オーバメヤンはアーセナル時代のように、結果を出すことができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)