「やはり強いリーグだと感じた」 浦和モーベルグ、初挑戦で感じた日本サッカーの魅力

インタビューに答えるモーベルグ【写真:(C) URAWA REDS】
インタビューに答えるモーベルグ【写真:(C) URAWA REDS】

モーベルグは酒井を「ヨーロッパの選手のようにプレーする」とリスペクト

 その浦和では、右サイドで日本代表DF酒井宏樹とコンビを組むことが多い。取材エリアで酒井を見つけるたびに「ビッグプレーヤー!」とおどけるモーベルグだが、「彼はヨーロッパの選手のようにプレーするし、もちろんパワフルで、機動力もあり、一緒にプレーするのがシンプルにしやすい。オーバーラップをする時は間違いなくやってくれるし、アイデアも豊富。ディフェンスの能力もかなり高いし、チームを助けてくれる。あとは英語ができるので、お互いに指示を出し合えるのも助かっているね」と、酒井へのリスペクトも示した。

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 新シーズンの浦和はマチェイ・スコルジャ新監督が就任してサッカーの方向性にも変化が加わる。よりプレーエリアを高くする方針で、モーベルグのサイドアタックも効果を発揮しそうだが、「もちろんチームに自分のようなウインガーが11人いても、同じようなDFが11人でも勝つことはできない。監督が誰になったとしても、常に仕事は要求される。もちろん新たなアイデアが求められるし、新たなチャレンジが要求されるのでしっかりパフォーマンスを出していきたい」と冷静に話した。

 浦和で2シーズン目になるレフティーだが、今季はプレシーズンのキャンプからフルにチームで準備をできるのは大きなプラスになるはず。鋭い突破、枠内シュート率が高い精度抜群のキックといった長所を存分に発揮し、昨季以上の輝きを放つことが期待される。

[プロフィール]
ダヴィド・モーベルグ/1994年3月20日生まれ、スウェーデン代表。IFKヨーテボリ(スウェーデン)―サンダーランド(イングランド)―キルマーノック(スコットランド)―サンダーランド(イングランド)―FCノアシェラン(デンマーク)―IFKノルシェーピン(スウェーデン)―スパルタ・プラハ(チェコ)―浦和。J1通算20試合8得点。スピードに乗ったドリブルで相手DFを翻弄するウインガータイプ。左足から繰り出される鋭いシュートやセットプレー時のフリーキックで高い決定力を誇る。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)

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