久保建英は「レアルで活躍できるレベル」 スペイン名門への“帰還”に現地記者が太鼓判
国王杯バルサ戦でチーム敗戦も、存在感放った久保へ高評価
スペイン1部レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英は現地時間1月25日、スペイン国王杯(コパ・デル・レイ)準々決勝のFCバルセロナ戦でスタメン出場した。チームは0-1で敗れベスト8で敗退となったものの、クロスバー直撃のシュートや絶妙クロスからアシスト未遂となる場面を作り出すなど、存在感を発揮。現地ジャーナリストは「レアルで活躍できるレベル、人格を持っている」と評価している。
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ラ・リーガ第18節ラージョ・バジェカーノ戦(2-0)を太ももの違和感により欠場した久保。下部組織時代を過ごした古巣の本拠地カンプ・ノウに乗り込んだこの一戦ではスタメン出場を果たし、試合序盤から積極的にボールを呼び込むと前半30分、ペナルティーエリア内左からクロスバー直撃のシュートを放った。
その後、MFブライス・メンデスが相手MFセルヒオ・ブスケッツの足を踏み一発レッドで退場処分に。数的不利に陥ったなかで後半7分、FWウスマン・デンベレに先制点を献上する苦しい展開になりながらも、久保が絶好機を演出する。同15分、左サイドからグラウンダーのクロスをゴール前へ供給。これにFWアレクサンデル・セルロートが合わせたが、シュートは枠を越え、同点ゴールとはならなかった。久保は後半33分までプレー。チームは0-1で敗れた。
得点に絡めなかった久保だが、バルサ戦のパフォーマンスに対しスペイン紙「ムンド・デポルティーボ」の採点で最高評価が与えられるなど、古巣の本拠地で存在感を放った。そんな活躍ぶりを受けて、現地紙「Libertad Digital」でレアル・マドリードの取材に携わるジャーナリストのセルジオ・バレンティン氏は、ツイッター上で「タケ・クボはレアルで活躍できるレベル、人格を持っている」と、実力に太鼓判を押した。
久保は昨夏、出場機会を求めてレアル・マドリードからソシエダへ完全移籍。名門クラブで躍動する姿は見せられなかったが、ソシエダでインパクトを放つプレーぶりは現地ジャーナリストの目に留まっているようだ。そんな久保を擁するソシエダは、次節のラ・リーガ第19節でレアルと対戦。敵地で存在感を放てるかに注目が集まる。