J1リーグの「裏抜けのスペシャリスト」は? 選手&クラブの上位ランキングに注目
神戸FW武藤嘉紀がトップ数値
Jリーグから1月11日に発行された「J STATS REPORT 2022」では、J1からJ3までの各クラブの2022年シーズンのさまざまなデータや、攻撃・守備・セットプレー・フィットネスについて、興味深いデータが盛り込まれている。
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今回はそのなかからチーム、選手ごとの「裏抜け回数」に注目。「J STATS REPORT 2022」において、裏抜けとは「攻撃側の選手が相手最終ラインの裏のスペースへ走る動き」と説明されている。
Jリーグオフィシャルスタッツの「J STATS」によると、選手別の裏抜け回数では、ヴィッセル神戸の日本代表FW武藤嘉紀がトップの数値を記録。リーグ戦26試合の出場で383回の裏抜け回数を記録し、1試合平均では15回だった。武藤は、J1リーグ第17節柏レイソル戦で37回の裏抜け回数を記録しており、裏抜けの軌跡を見ると、ゴールに直結する動きだけでなく、斜めに走りボールを引き出す動きも数多く見せていた。
武藤に次いだのは、名古屋グランパスFWマテウス・カストロで374回(出場30試合)、柏レイソルFW細谷真大で357回(出場33試合)となっている。
一方で、チーム別の裏抜け回数では王者横浜F・マリノスが最多となり合計2052回の裏抜けが選手たちによって行われた。続いて、北海道コンサドーレ札幌が1942回、セレッソ大阪が1936回となっており、リーグ2位の川崎フロンターレは1697回で8番目の数値だった。