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短時間で好機演出のドルト香川に独紙“ライバル超え”評価 「影の薄いゲッツェより際立っていた」
後半15分にゲッツェと代わり出場 左足ボレーでPK誘発、正確なサイドチェンジも
ドルトムントの日本代表MF香川真司は、14日のブンデスリーガ第7節ヘルタ・ベルリン戦に後半15分から途中出場した。エリア内での左足のボレーシュートがヘルタの日本代表FW原口元気のハンドを誘発し、PKを奪取するなど短い出場時間のなかでチャンスに絡んだ。ドイツ地元メディアも採点で「存在感の薄かったゲッツェよりも際立っていた」と、背番号23はポジション争いのライバルを上回るパフォーマンスだったと指摘されている。
前半からペースを握っていたヘルタは後半6分、FWイビシェビッチのヒールパスによるアシストから抜け出したMFシュトッカーが決めて先制。対するドルトムントは、同30分にエリア内で香川のシュートが原口の手に当たってPKを獲得するも、これはオーバメヤンが失敗。しかし、その5分後にはMFデンベレの左クロスを今度はオーバメヤンがしっかりと決めて同点に追いついた。終盤、お互いに退場者を出すなど荒れた展開となったゲームは1-1の痛み分けとなった。
ドイツ地元紙「WAZ」の採点(1が最高、6が最低)で、香川はチーム2位タイとなる3点の評価で、30分間の出場ながら好印象を残したようだ。PK奪取だけでなく、左足の正確なサイドチェンジを見せるなど短い時間のなかでアピール。「影の薄かったゲッツェに代わって登場。明らかにドイツ代表選手よりも際立っていた」と、そのパフォーマンスはライバルを凌いでいたと評され、負傷者続出のチームのなかで存在感を示した。
最高点は香川とともにピッチに投入され、同点ゴールをアシストしたFWデンベレで2点。GKビュルキ、右サイドバックのDFパスラックが香川と並ぶ3点。PK失敗も、得点ランクトップに立つ6点目を決めたオーバメヤン、DFギンター、MFプリシッチが3.5点で続いた。香川との比較でこき下ろされたゲッツェは、MFローデ、DFメリーノと並んで5点とワースト評価だった。