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シント=トロイデンが判定を“公開書簡”で非難 退場処分に協会が和解案…判定審議に海外注目「出場停止にはならない」
ヘント戦のFWコイタの退場処分にクラブ側が不服、協会が公式声明
ベルギー1部シント=トロイデンは現地時間1月22日、リーグ第22節ヘント戦を戦い0-3と敗戦。前半にビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入の末、FWアブバカリ・コイタが退場となったが、この判定にクラブが非難の声明を発表した。判定の真偽を巡って海外で反響が広がっている。
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話題となっているのは、前半16分のシーン。自陣からドリブルで中央を打開しようと突破を試みたコイタが、足裏でボールを切り返した後に相手の足を踏みつけてしまう。このプレーに主審は当初イエローカードを提示。しかしその後、VARとのやり取りを経てレッドカードで退場処分となっている。
ドリブルから偶発的に起きた接触での退場処分に、シント=トロイデン側も抗議。翌23日にクラブは、これまで数試合の判定を合わせて公開書簡をプロリーグとベルギーサッカー協会に向けて送り、最近の審判の疑わしい決定を非難している。
「STVVに不審な審判の判定が相次いでいます。この手紙で、この状況に対する私たちの気持ちを伝えたいと思います(一部抜粋)」
抗議文では、11日のベルギーカップ準々決勝のワーレゲム戦(0-2)で開始わずか46秒に一発退場となった日本代表GKシュミット・ダニエルへの判定、19日のセルクル・ブルージュ戦(1-1)で起きたペナルティーキック拒否についても記している。加えて、今回のコイタへの判定に疑問を投げかけている。
スポーツチャンネル「イレブンスポーツ」は「コイタがドリブルからレッドカード」と動画をアップ。ファンは「決してレッドではない」「これは赤で問題ないはず」「実行可能な仲裁」「完全にぶつかってしまった」「意図的ではないかもしれないが赤だ」など賛否の声が挙がっている。
そんななか、ベルギーサッカー協会は後日、公式SNSで声明を発表。コイタの処分について「試合の退場での制裁が十分」とし、ベルギー地元メディア「Walfoot」によれば「次の出場停止にはならない」ことが決定したという。
意図的ではないにせよ、結果的に危険なプレーとなってしまった今回のケースは、次回以降の出場停止を免れる“折衷案”で収まったようだった。