U-19日本代表、初戦のイエメン戦で3-0快勝! 5大会ぶりU-20W杯出場に向けて好発進

後半早々、小川のゴールでスコアが動く

 そうした重苦しいムードを、日本の若武者たちは後半早々に打ち破った。同2分、右サイドから神谷がフリーキックをゴール前に蹴り込むと、小川が難しい体勢になりながらも頭で合わせてゴール。セットプレーからのゴールで1-0とスコアを動かした。

 しかしその後は、前半と同様にボールを持てども大きなチャンスを作り出せない時間が流れていった。そうしたなかでイエメンの守備陣が疲れを見せて足が止まった同34分、左サイドから堂安が放ったシュートはゴールポストを直撃したが、こぼれ球を途中出場のFW岩崎悠人(京都橘高)が倒れ込みながら押し込んだ。来季の京都サンガ入りが内定している快速アタッカーのゴールで、日本は2-0とリードを広げた。

 さらに同43分、イエメンの選手が負傷した味方が倒れているなかでプレーを継続するか迷うと、日本はその隙を見逃さずにボールを奪い、小川のラストパスを途中出場のMF原輝綺(市立船橋高)が蹴り込み3-0とリードを広げて勝利した。

 ボールを圧倒的に保持しながらも攻撃の最終局面での精度に課題を残した日本だが、相手のスキを突く形で3点を奪って勝利。現地時間17日に行われる第2戦のイラン戦に向けて弾みをつけた。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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