冨安ライバルDFの「屈辱の20秒」 アーセナル右SBの“苦い失態”に英注目「忘れたいところだろう」

ラッシュフォードと対峙したベン・ホワイト【写真:ロイター】
ラッシュフォードと対峙したベン・ホワイト【写真:ロイター】

前半45分のプレーで冨安と交代

 イングランド1部アーセナルは現地時間1月22日にプレミアリーグ第21節でマンチェスター・ユナイテッドと対戦。3-2の逆転勝利を収めたなか、前半に右サイドバック(SB)でプレーしたイングランド代表DFベン・ホワイトの「屈辱の20秒」を取り上げている。

 首位と3位の上位直接対決となったゲームで、スタメンを飾ったホワイト。マッチアップしたのはユナイテッドの10番を背負い今シーズン好調の同国代表FWマーカス・ラッシュフォードだったが、前半17分に先制のゴラッソを許してしまった。

 イエローカードも受けたホワイトは、後半に日本代表DF冨安健洋と途中交代。英紙「ミラー」が注目したのは前半39分頃のワンプレーだ。右サイドでボールを持ったホワイトが、ハーフウェイライン上でプレッシャーを受けていなかったなかで相手MFクリスティアン・エリクセンに直接パスを出してしまう。エリクセンがFWアントニーに預けたボールを奪いに行こうとしたホワイトだったが、簡単にかわされる。

 さらにボールを保持したユナイテッドは、ボールをMFブルーノ・フェルナンデスにつなぎアントニーとのコンビネーションでタッチライン際を突破。いとも簡単にホワイトを抜き去った。

 記事では「ポルトガル人MFは相手を簡単に置き去りにし、タッチライン際で激怒しているアルテタを追い越し、チームメイトにパスを出した」と最後のシーンを描写。フリーのなかで相手にボールを渡してしまい、突破まで許した「屈辱の20秒」へのファンの声を拾っている。

「何をやっているんだ!」「ピッチから出るべきだ」と非難の言葉が上がったなか、同紙は「ただ、このプレーはスコアラインに大きな影響を与えず、後半の反撃でアーセナルが3-2で勝利を収めた」と失点には直結しなかった点を留意。そのうえで、ここまでプレミアリーグ全19試合に先発出場しているホワイトに対し「右SBとして堅実にプレーしており、サポーターは彼が実はポジションを外してプレーしていることをすぐに忘れてしまう」と擁護の意見を出した。

「スペシャリストであるフルバックの冨安やセドリック・ソアレスの前でプレーすることが優先されている」と現状のファーストチョイスはホワイトだと伝えつつ、「このパフォーマンスは忘れたいところだろう」と苦い思い出となった前半の失態を取り上げていた。

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