トッテナムのコンテ監督、退任希望か 海外記者が指摘「彼らの別れは避けられない」
今季限りでクラブとの契約が満了、延長オファー拒否の可能性も
イングランド1部トッテナムのアントニオ・コンテ監督は、2022-23シーズンでクラブとの契約が満了する。英衛星放送「スカイ」は、クラブはすでにコンテ監督に対して契約延長オファーを出したものの、監督自身がオファーを受けない可能性を指摘している。
2021年11月にヌノ・エスピリト・サント監督の後任として、トッテナムの指揮官に就任したコンテ監督。2016年から指揮を執っていたチェルシーでは、就任1年目にリーグ優勝を達成し、翌シーズンはFA杯でタイトルを獲得した。トッテナムでも就任時9位だったチームを立て直し、リーグ戦を4位で終えてUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得している。
トッテナムは、1シーズンの延長オプションを有しているが「スカイ」は「53歳の監督は、現在自身の将来について考えることを望んでいない。スパーズにも新たな契約についての交渉を待つように要求している」と報じている。さらに、トッテナムの上層部との関係が良好だとしつつも、「コンテは新たな機会を期待しており、イタリアへ戻って家族と近い場所にいることを望んでいるため、夏にクラブに対して、契約を解除することを求めるだろう」と予想した。
また「スカイ」イタリア版のジャンルカ・ディ・マルツィオ記者は「コンテのトッテナムでの時間は、今シーズンの終わりまでだと思う」とし、理由を明示している。
「1つは契約が満了すること。もう1つは彼がクラブの外にメッセージを発し続けていることだ。クラブ内でもふさわしい監督だと感じていないことがある。アントニオは、クラブが移籍金で儲けようとし、若いトッププレーヤーと契約するような、短期的に成功できないようなクラブにはいたくないと思っている。だが、トップレベルの若手だけでは、常に成功はできない」
このように見解を示したうえで、「彼らの別れは避けられないと思う」と指摘。果たして、コンテ体制のトッテナムは、今季限りで見納めとなってしまうのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)