ハーランド、リーグ最速19試合で4度ハット達成! 驚異的ペースに海外脱帽「止めようがない」
ウォルバーハンプトン戦で3得点、早くもシーズン25得点に到達
イングランド1部マンチェスター・シティのノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランドは現地時間1月22日のプレミアリーグ第21節のウォルバーハンプトン戦(3-0)に先発出場し、後半9分までに3得点を決めた。今季4度目のハットトリックでシーズン25得点に到達。早くも過去4シーズンの得点王の数字を超える“非現実的”なペースで得点を量産している。
怪物FWがまたもゴールショーを披露した。前半40分、右サイドからMFケビン・デ・ブライネの正確なクロスがゴール前へと伸びる。これにハーランドが打点の高いヘディングで合わせ、試合の均衡を破るゴールを決めた。
さらにハーランドは後半5分に得たPKを成功させて追加点。そのわずか4分後にはMFリヤド・マフレズのプレゼントパスを受け、左足でトドメの3点目を挙げた。第4節クリスタル・パレス戦(4-2)、第5節ノッティンガム・フォレスト戦(6-0)、第9節マンチェスター・ユナイテッド戦(6-3)に続く今季4度目のハットトリックを達成。複数得点は7度目となる。
ハーランドはこれで、プレミアリーグ19試合で4度のハットトリックを達成。データ会社「オプタ」によれば、これまでの最速達成は元オランダ代表FWルート・ファン・ニステルローイの65試合だったが、その記録を大きく塗り替えた。そのほかでも、リバプールで活躍したウルグアイ代表FWルイス・スアレスは81試合、プレミアリーグ歴代最多得点記録を持つ元イングランド代表FWアラン・シアラーでさえ86試合を要している。
さらにハーランドはまだ18試合を残した段階で過去4シーズンの得点王のゴール数を抜き去った。モハメド・サラー、ピエール=エメリク・オーバメヤン、サディオ・マネの3人同時受賞となった18-19シーズンが22得点、19-20シーズンのジェイミー・バーディ、20-21シーズンのハリー・ケイン、21-22シーズンのサラーとソン・フンミンはいずれも23得点だった。
スポーツ専門テレビ「ESPN」のツイッターはハーランドを「非現実的なゴールスコアラー」と称賛。ファンからも「レコードブレーカー」「ペップが早く交代させていなければあと2点は取っていた」「止めようがない」と称賛の声が上がっている。
プレミアリーグでのシーズン最多得点は2017-18シーズンにサラーが記録した32得点。1試合1.3点のペースで得点を決めているハーランドが新たな金字塔を打ち立てるのも時間の問題だろう。