後半12分、三笘が相手を引き付けてマーチにパスもまさかのシュートミス

　イングランド1部ブライトンは現地時間1月21日、プレミアリーグ第21節でレスター・シティと対戦し、2-2で引き分けた。左サイドで先発出場した日本代表MF三笘薫は前半27分に強烈なミドルシュートで先制点を奪取。また、追加点の決定機でお膳立てのラストパスを供給したが、同僚MFソロモン・マーチはゴール前でシュートを大きく外し、英メディアは「どうすれば外せるんだ?!」と反応している。

　三笘は公式戦6試合連続で先発を飾り、チームも公式戦3連勝中と好調をキープした状況で、敵地レスターに乗り込んだ。前半27分、オープンな局面で左サイドでボールを受けると、対峙したベルギー代表DFティモシー・カスターニュを細かなステップで振り切り、カットインから右足を一閃。ペナルティーエリア手前から放たれたミドルシュートは、ゴール右上隅に突き刺さった。

　前半38分に同点弾を許し、1-1で迎えた後半12分、左サイドを突破した三笘が相手守備陣を引きつけ、中央にラストパス。無人となったスペースにマーチが走り込んで、ゴールを目の前にフリーで蹴り込む最大のチャンスを迎えたが、ボールを蹴る直前にスリップし、シュートは大きく枠を越える格好に。三笘もこの決定機逸にうなだれる様子を見せた。

　英公共放送「BBC」が運営する「Match of the Day」は、「どうすれば外せるんだ?!　カオル・ミトマがマーチにお膳立てしたのに対し、好調のウインガーがふっ飛ばした！」と公式ツイッターに投稿している。

　その後、後半18分に失点して1-2と逆転されるも、後半43分にFWエバン・ファーガソンが同点弾を決め、試合は2-2の痛み分けとなった。ブライトンとしては、上位進出を目指すうえで勝ち点3を手にしたかっただけに、マーチが逃した決定機は結果的に手痛いものとなってしまった。