J1各チームの今季戦力はアップorダウン? データから導き出す“現在地”【前編】
新監督を迎えた浦和は攻撃の駒が足りない印象
【札幌】
2022年度守備:17位
加入GK+DF:0試合・0分・0点(+J2:31試合・2421分・0点)
移籍GK+DF:6試合・434分・0点
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2022年度攻撃:8位
加入MF+FW:21試合・1168分・3点
移籍MF+FW:80試合・5099分・11点
攻守において即戦力と見込める補強が少なく、現有戦力でどこまで充実した戦いができるのかが鍵になりそうだ。特に2022年度は守備面での不安があったため、そこをどう埋めようとしているのか注意深く見る必要があるだろう。
【鹿島】
2022年度守備:10位
加入GK+DF:25試合・2104分・0点
移籍GK+DF:8試合・313分・0点
2022年度攻撃:5位
加入MF+FW:86試合・5134分・13点(+J2:51試合・3251分・5点)
移籍MF+FW:82試合・5425分・8点
攻守において充実した補強が行われた。特に即戦力の昌子源が復帰したことで守備力は向上するだろうし、強固な守備をベースにすることで攻撃にも好影響を与えることが考えられる。戦力だけを考えると、去年の4位という成績は上回りそうだ。
【浦和】
2022年度守備:5位
加入GK+DF:21試合・1348分・5点(+J2:11試合・990分・0点)
移籍GK+DF:15試合・956分・0点
2022年度攻撃:4位
加入MF+FW:21試合・1348分・5点(+J2:40試合・3162分・14点)
移籍MF+FW:51試合・3039分・9点
去年は9位ながら攻守の成績のバランスは良かった。だがオフの移籍で、現時点では攻撃の駒が足りないと言えるだろう。さらなる補強がありそうな状態になっているが、これからの加入ということになると出遅れ感は否めない。
森 雅史
もり・まさふみ/佐賀県出身。週刊専門誌を皮切りにサッカーを専門分野として数多くの雑誌・書籍に携わる。ロングスパンの丁寧な取材とインタビューを得意とし、取材対象も選手やチームスタッフにとどまらず幅広くカバー。2009年に本格的に独立し、11年には朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の平壌で開催された日本代表戦を取材した。「日本蹴球合同会社」の代表を務め、「みんなのごはん」「J論プレミアム」などで連載中。