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判定結果を“声”でファンへ伝達? VAR判定の透明化へ…レフェリーの“最終決定”を「マイクで公表」のトライアル実施
2月1日に開幕するクラブW杯から展開予定
国際サッカー評議会(IFAB)は現地時間1月18日、ロンドンのウェンブリー・スタジアムで開催された会議での事案を公表。ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)のレビュー後に下された判定について、審判が決定をスタジアムと放送局を通じて観客に声で伝えるトライアルの実施を決定した。
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従来、試合中の審判団やVARの声は現地スタジアムの観客や中継を見るファンに聞こえることはなかった。IFABによると、レフェリーがVARと審議した判定結果をスタジアムと放送局を通して観ているファンに実況する試案が決定。国際大会で12カ月間試行され、2月1日に開幕するFIFAクラブワールドカップ(W杯)モロッコ大会で展開されることが合意されたという。
この会議ではほかにも、2022年に行われたカタールW杯で試されていた追加時間(アディショナルタイム)の厳格化についてのアプローチは肯定的に受け止められている。競技規則をより一貫して適用することが今後も可能な措置として評価されているようだ。
さらにIFABは「特定のリーグから寄せられた、実際に脳震とうを起こした、または起こした疑いがある場合の一時的な交代要員の導入に関する申請について」も議論を重ねたが、結果的に合意まで至らなかったという。
英メディア「talkSPORT」はこの決定を「クラブワールドカップで審判がVARの判定結果をマイクでスタジアムとTV視聴者に向けて発表へ」と見出しを取り紹介。「この新しいVARの使用方法は、今年後半の女子ワールドカップでも使用される可能性が示唆されている」と伝えていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)