不振チェルシー、ジダン氏へ監督オファー浮上 1シーズン72億円提示と英メディア報道
今シーズンの序盤にトゥヘル監督を解任、ポッター監督を迎え入れるも低迷
イングランド1部チェルシーは、今シーズンの序盤にトーマス・トゥヘル監督を解任し、ブライトンを率いていたグラアム・ポッター新監督を迎えた。しかし、チームの成績は上向かず、プレミアリーグで現在10位に沈んでいる。英紙「デイリー・エクスプレス」は、チェルシーが後任としてサッカー界のレジェンドである元フランス代表MFジネディーヌ・ジダン氏に破格のオファーを出す可能性があることを指摘した。
トゥヘル監督を解任した際も、ジダン氏に監督就任の可能性を問い合わせていたとされるチェルシー。だが、ジダン氏はカタール・ワールドカップ(W杯)後のフランス代表監督就任を望み、すべてのオファーを断っていたとされる。
フランス代表は、カタールW杯で準優勝という好成績を残し、同国サッカー連盟はディディエ・デシャン監督との契約を延長。ジダン氏は、今もフリーのままとなっている。
ポッター監督の下、チェルシーは結果が出ていない。監督自身も「ともに働いている人々が私に問題があると考えるのであれば、彼らには言う権利がある。首脳陣に『ありがとう。でも、機能していない』と言ってきたら、私はそれを受け入れる」と、現在の成績では解任も仕方なしと捉えていることを明かした。
「デイリー・エクスプレス」紙によれば、2021年にスペイン1部レアル・マドリードの監督を退任したジダン監督に、1シーズンあたり4450万ポンド(約72億円)というオファーを出す見込みだという。記事ではスペイン人のエデュアルド・インダ記者のコメントが紹介され、「ジダンはイングランドのクラブからオファーを受けている。特にチェルシーからだ。彼らの監督はチームを苦い道に走らせていて、彼を代えようと考えている」と、語っている。
現在は、スペイン1部アトレティコ・マドリードのディエゴ・シメオネ監督が3560万ポンド(約57億円)で、サッカーの監督として最高給を得ているとされている。しかし、ジダン氏がチェルシーの監督になれば、その記録を大きく上回る。
古巣のイタリア1部ユベントスやフランス1部パリ・サンジェルマンの監督就任も報じられるジダン氏だが、プレミアリーグの舞台に飛び込むことはあるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)