「止めるには小さな奇跡が必要」 三笘薫、欧州5大リーグ屈指のドリブル能力に海外注目

ブライトンの日本代表MF三笘薫【写真:ロイター】
ブライトンの日本代表MF三笘薫【写真:ロイター】

三笘は「22-23シーズンの大きな発見の1つ」と期待

 イングランド1部ブライトンの日本代表MF三笘薫は、プレミアリーグで強烈なインパクトを残している。自慢のドリブルは、欧州5大リーグでフランス1部パリ・サンジェルマンのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシに次ぐ威力を誇るというデータにも注目が集まるなか、ポルトガルメディアは「止めるには小さな奇跡が必要」と伝えている。

 三笘はベルギー1部ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ(ユニオンSG)への期限付き移籍を経て昨夏にブライトンに復帰。開幕直後は途中出場が主だったが、ロベルト・デ・ゼルビ監督就任後にスタメンに定着し、ここ6試合で3得点1アシストを記録するなど攻撃のキーマンとなりつつある。

 データ分析会社「オプタ」によれば、今季18試合(先発6試合)に出場している三笘は敵陣ペナルティーエリア内でドリブルを8回成功。これはプレミアリーグではアーセナルのブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスと並んでトップ、欧州5大リーグで見てもフランス1部パリ・サンジェルマンのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシに次ぐ2位の数字だということにスポットライトが当てられた。

 ポルトガルメディア「ZEROZERO」は、三笘を「2022-23シーズンの大きな発見の1人」と称し、相手の脅威となっているドリブル突破を称えている。

「三苫薫との1対1の状況を想像してみてほしい。自分が世界最高のサイドバックの1人だとして、前に現れた魔術師を止めるには、小さな奇跡が必要だ。彼は守備側の選手に向かって走ってくる。相手を研究し、抜くために何をする必要があるかを知っている。大学時代にドリブルに関する論文を書いただけでなく、進化して、世界一の舞台で戦っている」

 三笘と対峙することは、海外から見ても“悪夢”だと捉えられているようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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