クラブ間合意の新助っ人ホイブラーテン、浦和SDが獲得の意図を説明 「左利きというのを重要視した」

浦和SDがホイブラーテン獲得意図を説明【写真:Getty Images】
浦和SDがホイブラーテン獲得意図を説明【写真:Getty Images】

土田SDは「CBは補強ポイントの1つ」と話す

 浦和レッズは1月17日、ノルウェー1部FKボーデ/グリムトのDFマリウス・ホイブラーテンの完全移籍での獲得に関して、クラブ間で合意したことを発表した。沖縄県でトレーニングキャンプを実施中のなか、18日の午前練習後に土田尚史スポーツ・ダイレクター(SD)が「左利きというのは重要視して今回、狙ったポイントの1つ」と話した。

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 浦和は昨季まで率いたリカルド・ロドリゲス監督が退任し、今季からマチェイ・スコルジャ監督が指揮を執る。そうしたなかでの補強について、土田SDは「センターバック(CB)は補強ポイントの1つとして挙げていて、監督が決まったなかでそのすり合わせもしながら人選もやってきたのは事実」と話した。そのうえで、ホイブラーテン獲得を目指した理由に触れている。

「これからやろうとするサッカーの中で、狙いはハイラインで展開していくサッカー。CBに求めるのは広範囲を守れる選手が必要だということ。もちろん現有の戦力も計算はできるけれども、より上のレベルに行くために左利きのCBが必要ということで彼に来てもらうことになった。自分たちが求めるあのポジションのプロファイリングにマッチしていたというのが、一番いい答えだと思う。なおかつ左利きだということ。左利きというのは重要視して今回、狙ったポイントの1つ」

 最終ラインを高くすることを狙うなかで、背後をカバーするスピード能力に優れていること、ビルドアップに対しての能力が十分にあることもまた獲得の理由になったという。浦和にはCBにデンマーク代表歴のあるDFアレクサンダー・ショルツが大黒柱として所属するが、北欧コンビが中央を固めることもありそうだ。

 これで浦和は所属5人目の外国人となる見込みで、土田SDが「まだ、出入りもあるかなと」と言葉にしたように新シーズンへの編成に動きがあることを示唆している。Jリーグの外国人枠について「出場が5人というのはあるけれども、それも含めた外国人は外国人での競争も、ポジション争いもあるでしょう。その人数(5人)には捉われていない」とも話している。

 184センチの長身かつ左利きの新戦力は、今後メディカルチェックなどを経て、正式契約が結ばれる予定だとされている。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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