冨安の獲得も「成功」判定 アーセナル、エドゥSDの補強手腕を米評価「ミスよりもヒットが多い」

アーセナルの補強実績を米メディアが評価【写真:ロイター】
アーセナルの補強実績を米メディアが評価【写真:ロイター】

エドゥ氏はこれまで補強担当として790億円を投じてチームを強化

 日本代表DF冨安健洋が所属するイングランド1部アーセナルはプレミアリーグで首位に立っており、2003-04シーズン以来のリーグ制覇に向けて快進撃を見せている。スポーツディレクター(SD)の元ブラジル代表MFエドゥ氏が的確な補強を進め、それがミケル・アルテタ監督の下で実を結んでいる形だ。

 米メディア「THE U.S. SUN」は、「エドゥによる24の移籍はミスよりもヒットのほうが多い」とアーセナルの補強策について伝えている。

 現役時代にアーセナルでリーグ優勝を2度経験しているエドゥ氏は、2019年にクラブのテクニカル・ディレクターに就任。22年からSDの職に就いた。補強担当として、これまでに5億ポンド(約790億円)弱を投じてチームの強化を進めてきた。

 記事では、これまでエドゥ氏が獲得してきた選手を査定。19年夏に加入したDFキーラン・ティアニー、DFウィリアム・サリバ、FWガブリエウ・マルティネッリの3人をはじめ、20年夏のDFガブリエウ・マガリャンイスとMFトーマス・パーティ、21年冬のMFマルティン・ウーデゴール、2021年夏に加入した冨安、DFベン・ホワイト、GKアーロン・ラムズデール、そして22年夏のFWガブリエウ・ジェズスとMFオレクサンドル・ジンチェンコまで計11選手がポジティブな「HITS」と評価された。特に近年は20代前半の若手選手を中心に獲得し、世代交代を一気に進めた印象だ。

 一方、クラブ最高額の7200万ポンド(約113億円)を投じたFWニコラ・ペペ(現ニース)やDFダビド・ルイス(現フラメンゴ)、DFセドリック・ソアレス、MFウィリアン(現フルハム)ら9選手が失敗の「MISSES」評価に。また、MFアルベール・サンビ・ロコンガ、MFファビオ・ヴィエイラ、FWマルキーニョス、GKマット・ターナーの4選手についてはまだ出番が少ないこともあり「JURY’S OUT」、評価未定となった。

 ポルトガル代表FWジョアン・フェリックスとウクライナ代表FWミハイロ・ムドリク(いずれもチェルシー)という2人のターゲットの獲得を逃すなど今冬の移籍市場で苦戦中だが、エドゥ氏の手腕は非常に高く評価されている。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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