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マンUの“元7番”カントナ氏、後輩C・ロナウドが送るキャリア晩年に苦言 「25歳じゃないことを自覚していない」
ユナイテッドで試合途中スタジアムを去る様子や、指揮官への批判的発言に言及
ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは、昨年末にイングランド1部マンチェスター・ユナイテッドとの契約を解除し、2023年1月にサウジアラビア1部アル・ナスルに加入した。かつてユナイテッドで7番をつけた元フランス代表FWエリック・カントナ氏は、ロナウドが古巣で見せた態度について苦言を呈している。スペイン紙「マルカ」が報じた。
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サウジアラビアに新天地を求めたロナウドだが、ユナイテッドの去り際は決して良いものではなかった。先発での出場が叶わなかった際には、試合途中でスタジアムを去り、インタビューではエリック・テン・ハフ監督を批判した。
そうした状況を見てカントナ氏は、ロナウドがキャリアの終盤をうまくマネジメントできていないと、コメントしている。
「ベテランには、2通りのタイプがいる。1つは、彼は自分がもう25歳ではないことを理解せず、すべての試合に出たがる選手。もう1つは、自分が25歳ではないことを自覚して、若手を助けることを考えて、自分がすべての試合に出られないことを理解しつつも、自分が必要になる瞬間があることを認識する選手だ」と、自身の考えを語っている。
さらに、「若い選手を助ける選手もいる。イブラヒモビッチはミランで、ライアン・ギグスやパオロ・マルディーニも現役時代にそうだった。だが、クリスティアーノ・ロナウドは、彼は25歳じゃないことを自覚していない。彼はすでに年齢を重ねているが、そのことをわかっていない。すべての試合でプレーしないと、満足できないんだ。彼は自分の状況を理解して『OK、僕はもう25歳じゃない。常にプレーすることはできないが、状況を受け入れて若手を助けるよ』と考えるべきだ」と批判した。
そしてカントナは、「私は30歳の時に、以前と同じように速く走れずに受け入れなければいけなかった。それは、いつか私が死ぬのと同じことだ。難しいけれど、受け入れなければいけないことなんだ。キャリアの最後というのは、死を迎えることに似ているが、何か異なることをしなければいけないんだ。死ぬ前には、年齢を重ねる。自分が年老いていることを受け入れなければいけない。かつてと同じように、できるわけではないんだ」と、自身の考えを語っている。
31歳という若さで現役を退いたカントナ氏にとっては、自身もかつて背負ったユナイテッドの7番の後輩の姿は、望ましくないように映っているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)