「難しい時期が来る」 元英代表DF、首位アーセナルの優勝に懐疑的見解「今の状態を保てるか?」
ネビル氏はマンCがアーセナルとの直接対決を残している点に着目
日本代表DF冨安健洋が所属するイングランド1部アーセナルは、現地時間1月15日に行われたプレミアリーグ第20節でトッテナムとのノースロンドン・ダービーに臨み、2-0で勝利した。2位のマンチェスター・シティとの勝ち点差を「8」まで広げているが、元イングランド代表DFギャリー・ネビル氏は、アーセナルの優勝に懐疑的な考えを示している。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。
ライバルのトッテナムに2-0と快勝し、2003-04シーズン以来の優勝に前進しているアーセナル。しかし、彼らが優勝すると思うかと問われたネビル氏は、「ノーだ。ただ、私はレスターもリーグ優勝しないと言っていた」と、自身が2015-16シーズンにレスター・シティが優勝したシーズンも予想を外したことについて触れつつも、アーセナルの優勝の可能性を否定した。
「彼らはリーグ優勝できないだろう。マンチェスター・シティがリーグ優勝し、マン・ユナイテッドが2位になると思う。この発言はアーセナルファンの間で炎上するだろうね。ただ、マン・シティが勝つよりは、アーセナルに勝ってもらいたい。プレミアリーグ全体にとって、よりセンセーショナルなことになるからね」
「プレミアリーグ全体を見ることを考えると、私たちはこの5年ほど、リバプールを別にするとシティが圧倒する様子を見てきた。アーセナルが台頭して、勝てば、私たちのリーグにプラスアルファをもたらすし、より素晴らしいリーグになるだろう。もちろん(古巣の)マン・ユナイテッドに勝ってもらいたいが、それは今シーズンは起こらないと思う」
そして、ネビル氏は「私はマン・シティがどこかで走り出すと思っている。彼らがそういう状態になった時、アーセナルは彼らと2試合を残している」と根拠に言及。さらに、「シーズンのどこかで、アーセナルにとっても難しい時期が来る。アーセナルが今の状態を保てるか? 私は無理だと思う。3試合で2試合を引き分け、1試合に負けたら、彼らのリードはなくなる。それがこの先に起こると思っている。ペースメーカーを務めたクラブが、飲み込まれていく伝統的なプレミアリーグのシーズンを見ることになると思っている。ただ、それでもアーセナルは当初、想像していたよりも良いシーズンになると思っているよ」と、アーセナルの失速を予想した。
前節で連勝が5でストップしたものの、トッテナムを相手に2-0の勝利を収めたアーセナル。ネビル氏の予想を覆し、このままタイトルを獲得できるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)