「プレーできる場所で全力を尽くすだけ」 浦和MF松尾佑介が海外移籍の可能性報道に言及
今季初の対外試合はサイドハーフとセカンドトップのような位置でプレー
浦和レッズは沖縄県でトレーニングキャンプを実施中の1月15日、今季初の対外試合となる沖縄SVとのトレーニングマッチを実施して5-1で勝利した。一部でベルギー移籍の可能性が報じられるMF松尾佑介もピッチに立ち、「僕はプレーできる場所で全力を尽くすだけ」と話した。
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松尾は浦和の下部組織出身で、仙台大卒業後に横浜FCへ加入。そして昨季に浦和へ移籍し、下部組織出身の選手が大学と他クラブを経て加入する浦和では初のパターンになっていた。その松尾はリカルド・ロドリゲス前監督が率いたチームではサイドハーフだけでなくストライカーとしてもプレー。AFCチャンピオンズリーグ(AFC)の決勝進出にも大きく貢献して、今季にマチェイ・スコルジャ新監督が就任した浦和ではどのポジションで起用されるのかも注目になっていた。
一方で、今月に入って一部報道では欧州で冬の移籍市場が開いているこの時期にベルギーへ移籍する可能性が報じられていた。松尾は「僕はプレーできる場所で全力を尽くすだけなのでシンプルだと思う。チームのためにできることを100%やりたい」と触れている。
出場時間中ではサイドハーフとセカンドトップのような位置でプレーし、スコルジャ監督の就任からプレッシングの位置を高くする取り組みのあるなかでの実戦について、「守備のところ、ハイプレッシャーのところを意識していたけど、思った以上に(相手が)良いチームで掛けきれないところもあって難しさもあった。ゴール前へ侵入はさせていないけど、相手の2トップが降りて受けるのもあったので」と語った。
松尾は浦和でのキャンプについて「やっていくうちに刷り込まれることもあると思う。チームコンセプトをしっかり意識して練習に取り組みたい。求められるものは徐々に、個々にもミーティングでも伝えられてきている」とも話し、まずは浦和でのプレーに集中していることを言葉にしていた。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)