「理解不能なハリルホジッチ」 低調な日本代表に向けられる海外メディアの厳しい視線
「ここ数年で最悪のチーム状態」との指摘も
そして記事では、日本代表に起きている“異常”についても触れている。
「困難な現状については3人の監督を招聘し、過去2年の哲学が大きく異なったことに起因している(とても非日本的なアプローチだ)。もしくは、海外で常時プレーしていないコンディション不良の選手が多く、ここ数年の間で最悪に近いチーム状態にあることは周知の事実だ」
2014年ブラジルW杯までポゼッションを志向したアルベルト・ザッケローニ元監督が指揮を執り、後任のメキシコ人指揮官ハビエル・アギーレ氏はスペイン1部サラゴサ時代の八百長問題で解任に追い込まれた。そして「デュエル」と呼ぶ、1対1でのプレー強度をひたすら求めるハリルホジッチ監督が就任。監督の人選に一貫性がないと指摘されている。
さらには「これまでのような小気味良いパスは現在見られず、ボールロストを頻繁に引き起こしている。最終ラインから前線に一気に攻め込む、一か八かの攻守の切り替えにあまりに依存する傾向がある。走ってはいるが、ポジショニングやパスに問題があり、最終ラインには機動力の欠如と躊躇が散見される」とまで、ハリル流は酷評されている。
そして、代表メンバーの人選にもメスが入った。「国内リーグで際立った選手は、ベテランも若手も見過ごされている。最大のヘッドラインは、今季最高のプレーを見せている才能溢れる五輪代表GK中村航輔(柏レイソル)が選出漏れしたことだ」と、ハリル監督の選考は断罪されている。