「理解不能なハリルホジッチ」 低調な日本代表に向けられる海外メディアの厳しい視線
米メディアがハリルホジッチ監督を取り巻く、危機的な状況をレポート
日本代表は11日のロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第4節の敵地オーストラリア戦を、1-1のドローで終えた。この試合の結果を報じる海外メディアの中には、バヒド・ハリルホジッチ監督の代表メンバー選考を疑問視する声も浮上。もし、日本が負けていたらハリルホジッチ監督が電撃解任となり、元U-23日本代表監督で現在はA代表コーチを務める手倉森誠氏が暫定監督に就任するというシナリオも報じられるほど、ハリル体制の土台は揺らいでいるようだ。米スポーツ専門テレビ局「FOXスポーツ」のアジア電子版が、「日本代表監督ハリルホジッチにはプレッシャーは目新しいものではない」と特集している。
選手選考の最低条件に「クラブでの出場機会」を挙げながら、ベンチ要員に甘んじる欧州組を大量招集し、「言い訳をしません」と連呼しながら言い訳を重ねるハリル監督は、アジア最終予選初戦のUAE戦で1-2と黒星発進になりながらも、4試合で2勝1分1敗の勝ち点7と、ある程度の成果を上げている。
だが同メディアはオーストラリア戦前の記事で、ハリルホジッチ監督に迫っていた危機的状況をこう伝えていた。
「メルボルンでのオーストラリアとの夜の決戦に臨む日本には、プレッシャーが存在する。単なるプレッシャーではない。4度のアジア王者が負けた場合、理解不能なハリルホジッチにとって在任期間の終焉を意味する。最近、(選手との)橋渡し役として就任した手倉森誠が暫定監督として前に出ることになる。厳格な元五輪代表監督は傑出した選択肢とは間違っても言えないが、日本の不振が続けば、緊急措置として役割に就くことに大きな異論はない」
オーストラリア戦で負けた場合、“手倉森ジャパン”が発足する可能性があったとレポートしている。