ブライトンが3-0でリバプールに圧勝　先発の三笘は対峙したアーノルドを圧倒

　イングランド1部ブライトンは現地時間1月14日、プレミアリーグ第20節でリバプールと対戦し、3-0で快勝を収めた。左サイドハーフで先発出場した日本代表MF三笘薫は、先制点をお膳立てする活躍で勝利に貢献したが、英メディアは「この日本代表がアーノルドを噛み砕いた姿は目を見張るものだった」と、イングランド代表DFトレント・アレクサンダー＝アーノルドを圧倒するパフォーマンスであったと取り上げている。

　三笘は第18節アーセナル戦（2-4）、第19節エバートン戦（4-1）と2戦連続でゴールを記録。好調を維持した中で迎えたリバプール戦でも持ち味の突破力を発揮した。マッチアップしたアーノルドを幾度となく抜き去り、DFジョエル・マティプにも前半早々にイエローカードを提示させ、リバプールにとって大きな脅威となる存在感を示していた。

　ブライトンがリバプールを圧倒する内容で前半を折り返し、0-0で迎えた後半2分、三笘が先制点を演出する。高い位置でボールを奪ってカウンターが発動すると、左サイドの三笘がドリブルでペナルティーエリア内に侵入。右足でファーサイドへ送ると、相手DFに接触したボールをMFソリー・マーチが押し込んでネットを揺らした。

　勢いに乗ったブライトンは立て続けに追加点を奪い、最終的には3点差の圧勝。順位もリバプールと入れ替わり、8位に浮上した。そんななか、英メディア「90min」は「カオル・ミトマはW杯から戻って以降、研ぎ澄まされた鋭さを示している。この日本代表がアーノルドを噛み砕いた姿は目を見張るものだった」と、三笘のパフォーマンスに称賛を送っていた。

　右サイドバック（SB）のアーノルドと左SBのスコットランド代表DFアンドリュー・ロバートソンは世界で名を馳せた2人だが、「ミトマとマーチは、高い評価を受けている両SBに対して、過酷な時間を与えた」と、両サイドを制していたと説明していた。今季プレミアリーグに初挑戦の三笘だが、その存在感は日に日に増している。