「プライドを捨てた」と韓国メディアが日本の堅守速攻に辛辣 “喧嘩上等”のハリルへの皮肉も

ハリルジャパンが豪州戦で見せた守備的スタイルに、韓国メディアも驚き

 11日のロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選で、オーストラリア代表と1-1で引き分けた日本代表。試合後、韓国メディアもその結果と内容を詳しく報じ、分析している。その内容は、少々辛口だ。

 サッカー専門サイトの「スポータル・コリア」は、「“守備とカウンター”の日本、上出来とは言えないオーストラリア遠征」との見出しをつけ、試合内容について言及。「本田、香川、原口を前線に置いた日本だったが、あまり前線からプレスをかけなかった。センターラインの少し後ろから、プレスを仕掛けるケースが多く、ボールを支配して試合の主導権を握るよりも、守備に相当な時間を費やした。それは記録にもよく表れていて、ボールポゼッションは30%台。パスサッカーを得意とするいつもの姿とは対照的で、実際にパスの数もオーストラリアに負けていた」と指摘した。

 また、スポーツ紙「スポーツ韓国」は、「プライドまで捨てた日本サッカー、実りは“勝点1”」とのタイトルで、ハリルジャパンの戦いぶりを一刀両断。「試合序盤からボールポゼッションを放棄し、守備に集中したが、もったいないPKからの失点で最後まで笑うことはなかった。日本はボール支配率を重要視していた得意のスタイルを捨てていた。ボールポゼッションは35%。自らアジア最強を自負する日本なのに、試合序盤からの守備サッカーがあまりにも目立ちすぎた」と、日本らしくない戦い方だったと指摘している。

 地方紙「金剛日報」は「日本サッカーはなぜ袋叩きにあったのか」と少々過激な見出しを立て、「日本は1-0とリードしてから、守備重視のスタイルで試合を運んだ。その流れで後半にPKを献上してゴールを許した」と、ピッチ上の振る舞いは消極的なものだったと分析した。

 

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