クロース、キャリアで同僚になった「最高の選手」を語る 「左利きで彼以上はいなかった」
レアル時代に同僚で、現役引退を発表したベイルの実力を評価
スペイン1部レアル・マドリードに所属する元ドイツ代表MFトニ・クロースが、現役引退を発表したウェールズ代表FWギャレス・ベイルについて言及した。ドイツサッカー専門誌「キッカー」が報じている。
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カタール・ワールドカップ(W杯)に出場したベイルは、1月9日に自身のSNSを通じて現役引退を発表した。2013年からレアルで活躍し、5度のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)制覇を果たすなど、輝かしいキャリアを築いた。
しかし、19-20シーズンからは徐々に出場機会を減らし、批判を集めることが増えた。その後は米メジャーリーグサッカー(MLS)のロサンゼルスFCに新天地を求め、カタールW杯に向けてコンディションを保っていた。
スペインでは賛否の声があったベイルだが、クロースは「レアルでの終盤、物事が彼やクラブが想像していたのとは違ったとしても、彼は僕が一緒にプレーした選手のなかで、最高の選手の1人だ」と擁護した。
そして「MFの僕からしたら、彼は明らかに贈り物だった。なぜなら、彼は常にスピードがあって、相手の脅威になり続けていた。外部からは理解をしてもらうのは、難しいことだったと思う」と続けた。
クラブでCL制覇などに貢献したベイルだったが、バロンドールをはじめとする個人賞とは無縁だった。その点についても、クロースは最大級の評価を下している。
「僕からすれば、あれだけのクオリティーのある選手だから、彼は常に(リオネル・)メッシ、クリスティアーノ(・ロナウド)に続く3番目の選手であり続けた。僕の目に、彼はすべてを兼ね備えているように見えていた。信じ難いほど速く、フィジカルも強かった。メッシを除けば、この10年間で世界中の左利き選手で彼以上の選手はいなかった」
ウェールズ代表のコーチングスタッフ入りやゴルファーへの転身など、今後についての多くの話題が取りざたされているベイルだが、第2のキャリアはどのようなものとなるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)