U-19ドイツ代表監督が脱帽、W杯で日本代表を支えた遠藤航の“異能”とは? 「これにはインテリジェンスが必要」

キミッヒと中盤でマッチアップした遠藤航【写真:徳原隆元】
キミッヒと中盤でマッチアップした遠藤航【写真:徳原隆元】

U-19ドイツ代表監督のギド・シュトライヒスビア氏が遠藤の素晴らしさを解説

 日本サッカー協会(JFA)が主催した指導者向けの研修会「第13回フットボールカンファレンス」が1月14日に行われ、ドイツ代表のスポーツダイレクター(SD)を務めるパナジオティス・シャツィオレックス氏、U-19ドイツ代表監督のギド・シュトライヒスビア氏が登壇。カタール・ワールドカップ(W杯)で活躍した日本代表MF遠藤航(シュツットガルト)を絶賛した。

 U-19ドイツ代表監督のシュトライヒスビア氏は、カタールW杯で活躍した遠藤のプレー映像を見せながら分析。「(遠藤は)ブンデスリーガで活躍し、ボールを奪う力が高い選手です。非常にクレバーな選手で、空間をどのように支配すればいいか、見渡す力、それを判断する力に優れている。短い動きでアクションを起こし、プレッシングから逃れ、ゲームの流れを掴んで前に持っていく。そういった流れを作れる。シュツットガルトで私たちがよく知っている遠藤の能力を今回のW杯でも堪能することができました」と手放しで称えた。

 さらにシュトライヒスビア氏は「私たちが注目した点についていくつかご紹介したいと思います。彼のパス能力。まずこれが彼の素晴らしさの基本です」と分析。ボール奪取からチャンスにつなげる遠藤のパス能力について「これには非常にインテリジェンスが必要」と説明しつつ、「いいところにポジショニングを取って、いいタイミングで決定的なポジションにいる選手にチャンスを与えるようなパスを出す。あまり目立たない、よく見なければ見逃してしまうような小さな動きに彼の素晴らしさがあります」と高い評価を与えている。

 U-19ドイツ代表監督の目から見ても日本代表を支えた遠藤の存在感は際立っており、「非常に幅広い能力が求められるボランチというポジションですが、この役割に対して遠藤は素晴らしい能力で応えているように私たちは思います」と脱帽した様子を見せていた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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