W杯&クラブで好調の三笘、「来年がちょっと大変」と元日本代表DF内田氏が話す訳 移籍先にも言及「より強いチームに…」
「DAZN」の番組内で三笘への持論を展開「守備に追われちゃうと、ちょっと大変」
元日本代表DF内田篤人氏が、スポーツチャンネル「DAZN」の番組「Atsuto Uchida’s FOOTBALL TIME」で、イングランド1部ブライトンに所属する日本代表MF三笘薫の移籍先について持論を語った。
カタール・ワールドカップ(W杯)でもドイツ代表戦(2-1)でMF田中碧(デュッセルドルフ)のゴールをアシストし、日本代表の2大会連続でのベスト16進出に大きく貢献した三笘。大会後も好調を維持しており、所属するブライトンではスタメンの座を奪取して、リーグ戦2試合連続ゴールを挙げるなどの活躍を見せている。
現地でもその評価はうなぎのぼり。ビッグクラブへのステップアップ移籍も報じられるような状況になったが、内田氏はここからが勝負だと考えているようだ。
「彼のスタイルに、みんなが気付き始めたというか、バレ始めた。こうやって活躍すると相手の対策は厳しくなる。自分のスタイルが読まれた時にどうするか。今年1年はドリブルで行けると思う。来年がちょっと大変」と、来季はさらに相手の警戒が強まると予想した。そして、現在はリーグ戦14試合出場3得点1アシストという数字について、「もうちょっと結果がほしい。ゴールとか、アシストとか。爆発的なものがあれば」と、さらにゴールに絡むことを求めている。
カタールW杯では、持ち味のドリブルだけでなくウイングバックでの守備でも評価を高めた。スペイン代表、ドイツ、クロアチア代表というレベルでも攻守に戦えることを示したように思われたが、内田氏は今後、三笘が移籍する場合「より強いチームに行ったほうがいい」とボールを保持できるチームに行くべきだと持論を展開した。
「久保(建英)くんもそうだけど、自分たちがボールを持っている時に輝く選手だから。守備に追われちゃうと、ちょっと大変かなと思う」と、その理由を説明している。
そのスペイン1部レアル・ソシエダに所属している日本代表MF久保建英についても「チームを移籍してコンビネーションも上がっていくなかで、ボールを持てばピカイチ」と、絶賛。さらに「守備の強度も追い方とか、切り方はうまい。強さはやっていけば付いていくはずだし、特に言うことはない」と言い、「W杯を機に(成長する)っていうのは、結構あるあるなので、面白いですね。この後は」と、残りの2022-23シーズンでのさらなる飛躍に期待を寄せた。
(FOOTBALL ZONE編集部)