三笘薫は「プレミア最高のドリブラーの1人」 卓越した創造性を伊誌が称賛「マークするのが難しい」
1対1のデュエルでプレミア上位にランクイン
イングランド1部ブライトンの日本代表MF三笘薫は、カタール・ワールドカップ(W杯)明けのリーグ3戦で2得点と爆発。現地時間1月7日に行われたFAカップ3回戦の2部ミドルズブラ戦(5-1)でも1アシストを記録している。イタリアメディアは、「プレミアリーグで最高のドリブラーの1人」と評価した。
現在25歳の三笘は、地元のクラブチームである、さぎぬまSCから川崎フロンターレユースで経験を積むと、トップ昇格の打診を断り筑波大へ進学。大学在籍時に川崎の特別指定選手として登録され、2019年にはカップ戦でプロリーグデビューを果たしている。
大学を卒業し、2020年に川崎のトップチームに入団。初年度から出番を掴むと、リーグ戦30試合13ゴール13アシストと大卒1年目で驚異のスタッツを記録。翌年も好調のままプレーしていた最中、夏にブライトンへの移籍が発表された。
1年間はベルギー1部ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズで欧州の試合経験を積むと、今シーズンからブライトンに復帰。最初こそ出番が限られた三笘だったが、監督の交代を機に徐々にプレー時間を増やし、ここまで公式戦16試合出場4ゴール2アシストをマークしている。
三笘は大学時代、頭にGoProカメラを取り付け、動きを記録し、どのような動きで相手を抜き去ることができるかを検証していたことや、プロ辞退の選択が海外メディアでも取り上げられたが、イタリア誌「Rivista Undici」も「三笘薫はドリブルに関する論文を書き、現在はプレミアリーグで最高のドリブラーの1人だ」と見出しを打って注目している。
「三笘は現在、プレミアリーグで(マンチェスター・シティMF)ジャック・グリーリッシュと(クリスタル・パレスMF)エベレチ・エゼに次いで、1対1のデュエルに勝利している。(マンチェスター・シティMF)ケビン・デ・ブライネと(トッテナムMF)デヤン・クルゼフスキに続き、90分ごとの予想アシスト数ランキングにも入っている。一言で言えば、彼はクリエイティブな可能性を秘めた選手で、マークするのが難しい。彼が深く学んできたことが生きている」
プレミアリーグ挑戦1年目を最終的にどのような成績で終えるのか、三笘のさらなる活躍に期待は高まる。
(FOOTBALL ZONE編集部)