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浦和、それともサンプドリア? セルティックFW、選手とクラブの希望移籍先に相違と英紙報道
ギアクマキスはイタリア1部サンプドリアと個人合意に至ったと報じられたが…
スコットランド1部セルティックのギリシャ代表FWギオルゴス・ギアクマキスは、J1の浦和レッズが獲得を狙っていると報じられるなかで、イタリア1部サンプドリアとの個人条件の合意もニュースになった。選手が行きたい先と、クラブが売りたい先が噛み合っていない状況が生まれているようだ。
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セルティックは横浜F・マリノスの元監督アンジェ・ポステコグルー氏が率い、日本人選手が6人も所属することから日本のサッカー界でも話題になることが多い。浦和への移籍が噂されるストライカーには、ドイツ、ロシア、イタリアなど5クラブが獲得に乗り出しているとされていた。
そのなかでサンプドリアと個人的な条件では合意に至ったとされたギアクマキスだが、セルティックの情報を頻繁に報じる英紙「デイリー・レコルド」は「まだ移籍は決まっていない」としたうえで、「サンプドリアは28歳のストライカーが、まだ欧州でプレーしたいという願望を持っていることを最大のアドバンテージにしているが、あくまでも残留に成功した場合の買い取り義務がついた期限付き移籍を希望している。セルティックとサンプドリアの間で折り合いがつけられるかは、まだ分からない」とレポートした。
また、イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」では、「ギアクマキスは極東に行く運命にあるようだ。浦和レッズとセルティックは、移籍金800万ポンド(約10億8000万円)で交渉をしている」とも報じた。
サンプドリアは20チーム中、18位以下の下位3チームが降格するセリエAで19位。17試合を終えての勝ち点9は、残留圏の最下位にあたる17位のスペツィアと勝ち点6差がついている。8得点30失点という数字からも、得点力不足があまりにも顕著だけにストライカー獲得へと躍起になるのは自然だ。しかし、残留に失敗すればギアクマキスの保有権はセルティックに戻ることになり、次の夏に改めて去就を決断しなければならない。
セルティックの立場では売却による移籍金を次の選手獲得、特に韓国代表FWチョ・ギュソン(全北現代)への資金に使用したいため、完全移籍でのオファーを提示するクラブとの交渉をまとめたいというのが実情のようだ。複雑な事情が絡み合うなかで交渉に参加していると見られる浦和だが、どのような結論を迎えることになるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)