浦和ベテランGK西川周作、新監督のキャラクター言及 「話してみると…」“意外な一面”指摘

昨季までキャプテンを務めた西川周作【写真:轡田哲朗】
昨季までキャプテンを務めた西川周作【写真:轡田哲朗】

沖縄トレーニングキャンプ2日目実施、GK西川がスコルジャ監督の印象を語る

 J1浦和レッズは1月12日に沖縄県トレーニングキャンプの2日目に入り、地元からの歓迎セレモニーの実施も受けながらトレーニングを本格的にスタート。昨季主将の元日本代表GK西川周作は、マチェイ・スコルジャ監督の意外な一面も話した。

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 浦和は2019年末に3年計画を打ち出し、2年目の2021年からリカルド・ロドリゲス監督が率いて昨季限りで退任。集大成として目標にしたリーグ優勝は達成できなかったが、新たなフェーズとしてコンセプトの継続性を持ちながら常に優勝争いをするチームを掲げ、スコルジャ新監督が就任している。1月6日には新体制発表会見も行い、「ハイプレスを増やしたい」と大まかな方針を話していた。

 前日に移動して午後に初練習をしていた浦和は、この日の午前練習の前に地元金武町からの歓迎セレモニーの実施を受けた。スコルジャ監督は感謝とともに「非常に長く厳しいシーズンが待っているが、それに向けて最高の準備ができると思う」と話した。

 トレーニングの内容自体は、まだ戦術的なものも少なくフィジカル面に働きかけるものが中心。コーチングスタッフにもスコルジャ監督の腹心が加わって空気感が変わるなか、今季のキャプテンも今後に決定されていくという。昨季まで主将を務めた西川は、190センチ近い長身が目を引く新監督のキャラクターについて話した。

「監督も選手たちを理解しようとしてくれているし、見た目は大きくていかついんですけど、話してみるとジョークも言うし笑うんですよ。趣味で好きだというF1の話も少ししていましたね。ただ、ピッチの上ではキリッとしていてメリハリがある。今日のちょっとしたメニューでも、楽しみながらも勝負にこだわるところは出してきますね」

 そのうえで、ハイプレス志向があるという指揮官の考えについて「個人的に話す場が全員に与えられていくということで、その限りでは非常にハイラインで前線は流動的、そしてプレスもパワーが求められる。GKがセンターバックの間に入るような組み立ても、あるかもしれないですよ」と、元日本代表のベテランは充実感のある表情で話した。

 ロドリゲス監督の指揮下では、攻守にコントロールされた状態を求める傾向があったが、今季はよりアグレッシブな割合が増えそうだ。沖縄県でのトレーニングキャンプ中には実戦の機会も予定されているだけに、仕上がりが注目される。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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