日本人選手6人擁するセルティックがお手本? 影響力を現地特集「ライバルクラブが真似するのも時間の問題」
さらなる日本人選手のスコットランド移籍が濃厚か
日本人選手を6人擁するセルティックの成功により、スコットランドで日本人選手の獲得が1つのトレンドとなりつつある。現地メディア「67 HAIL HAIL」がセルティックの成功とその影響力の大きさを特集している。
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今や日本代表でも大半の選手が欧州クラブに所属しているなか、最大勢力となりつつあるのがスコットランドのセルティックだ。2021年夏にFW古橋亨梧が加入したのを皮切りに、22年冬の移籍市場ではFW前田大然、MF井手口陽介、MF旗手怜央の3人が加入。さらにこの1月には横浜F・マリノスから昨季のJ1リーグMVPのDF岩田智輝、ヴィッセル神戸からDF小林友希も加わった。
怪我もあって井手口はなかなか出番を手にすることはできていないが、古橋、前田、旗手は主力選手として活躍。獲得に必要な移籍金が比較的安いこともあり、「Jリーグは明らかに金額以上に価値がある」と“コストパフォーマンス”の良さも評価につながっている。新加入の岩田や小林にも当然、大きな期待が懸かるだろう。
そして日本人選手獲得の流れはセルティックだけでなく、スコットランドのほかのクラブにも波及している。先日、神戸のU-21日本代表FW小田裕太郎のハーツ移籍が決定したのに続き、コンサドーレ札幌を退団したMF檀崎竜孔にマザーウェル移籍の噂が浮上している。
こうした流れを受けて「67 HAIL HAIL」は「彼ら(日本人選手)の影響力はスコットランド・フットボールの世界でかつてないほど大きくなっている」とし、今でも最も恩恵を受けているのはセルティックだとしたうえで、「ライバルクラブが我々の作戦を真似するのも時間の問題だろう」と、さらなる日本人選手のスコットランド移籍を予想していた。
スコットランドと言えば、かつて元日本代表MF中村俊輔氏がセルティックの歴史に刻んだが、これまで日本人選手の移籍先としてはそれほどメジャーな選択肢ではなかった。しかし、ここからイングランドのプレミアリーグへステップアップを果たす選手も少なくないだけに、スコットランドを目指す選手はさらに増えていくのかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)