後手を踏んだ交代策にハリルが言い訳 投入が遅れた理由は「ベンチ要員の経験不足」

交代策に指揮官の意図が見えず

 清武投入時には当初、浅野を先にピッチに送り込む予定だったが急きょ取り止め、浅野は後半39分に本田と交代でピッチに送り込まれた。最終予選の大一番で、Jリーグで切れ味鋭いドリブル突破を見せる齋藤学(横浜F・マリノス)には、2試合とも出番を与えなかった。宇佐美貴史(アウクスブルク)、武藤嘉紀(マインツ)が負傷離脱する不運があったとして、経験不足によって起用をためらうジョーカー役をなぜ代表に選出したのだろうか。

 後半アディショナルタイムには、原口に代えて国際AマッチデビューとなるFC東京DF丸山祐市を投入した。ドローを狙うのか、勝ちにいくのか。日頃から戦術面を強調した指導を行う割に、指揮官の意図が見えない90分間だった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

田口有史●写真 photo by Yukihito Taguchi

 

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