チェルシー残留の可能性は50% 仏代表MFカンテの去就を移籍精通記者が予測
チェルシーは2年契約をオファーも年数の短さに不満か
イングランド1部チェルシーのフランス代表MFエンゴロ・カンテは、今季限りで契約が満了する。スペイン1部FCバルセロナやフランス1部パリ・サンジェルマンからの関心なども報じられているが、カンテはクラブに愛着を感じており、残留する可能性もあるという。英紙「メトロ」が報じた。
チェルシーもカンテの残留を望んでいるものの、契約は短期間にしたいという。今季のカンテは負傷が長引いた影響で公式戦3試合の出場にとどまっており、カタール・ワールドカップ(W杯)出場も叶わなかった。復帰についても、まだ見通しが立っておらず、3月まで長引く可能性もあるという。
現在、カンテは週給30万ポンド(約4800万円)を受け取っており、これはチェルシーでの最高額だという。カンテは減額には応じる構えを見せているものの、チェルシーが提示されたとされる2年契約については不満があるようだ。
チェルシーは5か月前、カンテと同じく31歳のセネガル代表DFカリドゥ・クリバリと5年契約を結んでいる。カンテの代理人は、クラブから提示された契約期間に不満を持っているものの、今後の数週間で再び話し合いを行う可能性があるようだ。
移籍のスペシャリストであるジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は、「カンテはクラブを愛している」として、残留を望んでいると伝えた。現在、残留する可能性と退団する可能性は50%/50%だという。
レスター・シティを奇跡の優勝に導き、その翌シーズンにUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権のないチェルシーに加入したカンテ。その後、チェルシーもリーグ優勝だけでなく、CL優勝、クラブW杯優勝に貢献した。来シーズン以降も、青いユニフォームを着てプレーすることになるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)